【スズキカップ2020】AFF Suzuki Cup 2020

こんにちは、ゆうたです。

サッカー日本代表が参加する東アジア E-1サッカー選手権がサッカー好きならよく聞く大会名だと思います。

これと同じようにぼくがプレーしているマレーシアやタイ、ベタナムなどの代表チームが参加するAFF SUZUKI CUP(東南アジア選手権)と呼ばれる大会があります。

今回は、そんなAFF SUZUKI CUP(東南アジア選手権)の2020年大会について解説していきます。

大会概要と歴史

1996年よりタイガーカップ(シンガポールのビール製造会社タイガービール協賛)としてスタートした東南アジア選手権は、2021年現在まで2年おきに1回のペースで開催されてきました。

2008年大会からは日本企業のスズキが大会スポンサーになったことのより、AFF SUZUKI CUPに大会名を変え、開催されています。

第1回に当たる1996年大会は、当時ASEANサッカー連盟(AFF)の加盟国であったブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タの6ヵ国に加え、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの4ヵ国(ASEANサッカー連盟未加盟)が招待国として参加(合計10カ国)し、セントラル方式でシンガポールで開催されました。

その後、2002年大会からグループステージは、2カ国でグループごとにセントラル方式で、決勝トーナメントは進出国同士のホーム&アウェイ方式でに変更になりました。

が、2016年大会のグループステージで開催国以外の試合で集客がうまくできなかったため、2018年大会は、グループステージからホーム&アウェイ方式に変更となりました。

2020年大会は新型コロナウイルスの影響で2020年に開催できず、翌年の2021年の12月にシンガポールでセントラル方式で開催されることになりました。

参加国一覧

以下の11ヵ国が参加しています。(カッコ内は2021年11月時点でのランキング)

ブルネイは新型コロナウイルスの影響で2020年大会への参加を辞退しました。

GMに本田圭佑さんや廣瀬龍監督など日本人スタッフを揃えるカンボジア代表、吉田達磨監督率いるシンガポール代表など日本人の方々も活躍されています。

※AFF Suzuki Cup Official Youtubeより(2020年大会の告知動画)

過去大会の結果

開催年 優勝 準優勝 第3位 第4位
1996 タイ マレーシア ベトナム インドネシア
1998 シンガポール ベトナム インドネシア タイ
2000 タイ インドネシア マレーシア ベトナム
2002 タイ インドネシア ベトナム マレーシア
2004 シンガポール インドネシア マレーシア ミャンマー
優勝 準優勝 第3位
2007 シンガポール タイ マレーシア ベトナム
2008 ベトナム タイ インドネシア シンガポール
2010 マレーシア インドネシア フィリピン ベトナム
2012 シンガポール タイ マレーシア フィリピン
2014 タイ マレーシア フィリピン ベトナム
2016 タイ インドネシア ミャンマー ベトナム
2018 ベトナム マレーシア フィリピン タイ

※2007年大会から3位決定戦の廃止。

グループステージ

・グループA

順位 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 タイ 4 4 0 0 +9 12 決勝トーナメント進出
2 シンガポール 4 3 0 1 +4 9
3 フィリピン 4 2 0 2 +6 6
4 ミャンマー 4 1 0 3 −6 3
5 東ティモール 4 0 0 4 −13 0

・グループB

 

順位 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 インドネシア 4 3 1 0 +9 10 決勝トーナメント進出
2 ベトナム 4 3 1 0 +9 10
3 マレーシア 4 2 0 2 0 6
4 カンボジア 4 1 0 3 −5 3
5 ラオス 4 0 0 4 −13 0

決勝トーナメント

○準決勝

チーム1 合計 チーム2 ファーストレグ セカンドレグ
シンガポール 3–5 インドネシア 1-1 2-4
ベトナム 0–2 タイ 0-2 0-0

○決勝

チーム1 合計 チーム2 ファーストレグ セカンドレグ
インドネシア 2-6 タイ 0-4 2-2


※タイ代表は、2大会ぶり(2016年大会)6度目の優勝。

注目選手

ぼく個人が勝手に注目している各国の選手を紹介していきます。

Nguyen Quang Hai選手(ベトナム代表)

※Nguyen Quang Hai選手のInstagramより
ポジション:AMF/WG
生年月日:1997年4月12日生まれ
経歴: Hanoi FC(ベトナム) – Saigon FC(ベトナム) – Hanoi FC(ベトナム)
Hanoi FC所属。ベトナムU17,U20,U23代表経験あり。

Chanathip Songkrasin選手(タイ代表)

 

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 ※Chanathip Songkrasin選手のInstagramより
ポジション:AMF
生年月日:1993年10月5日生まれ
経歴:BEC Tero Sasana FC(タイ) – Muangthong United FC(タイ) – 北海道コンサドーレ札幌
北海道コンサドーレ札幌所属。タイU19,U23代表経験あり。

佐藤 大介(サトウ ダイスケ)選手(フィリピン代表)

 

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※佐藤選手のInstagramより
ポジション:LB
生年月日:1994年9月20日生まれ
経歴:浦和レッズユース – 仙台大学 – Global FC(フィリピン) – FC Politehnica Iași(ルーマニア) – AC Horsens(デンマーク) – Sepsi OSK(ルーマニア) – Muangthong United FC(タイ) – Suphanburi FC(タイ)
Suphanburi FC所属(2021年11月いっぱい)。フィリピン代表U21代表経験あり。

Hein Htet Aung選手(ミャンマー代表)

 

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※Hein Htet Aung選手のInstagramより
ポジション:AMF/WG
生年月日:2001年10月5日生まれ
経歴:Hanthawaddy United FC(ミャンマー) – Selangor FCⅡ(マレーシア) – Selangor FC(マレーシア)
Selangor FC所属。ミャンマーU18,U19,U20,U23代表経験あり。

Arif Aiman Hanapi選手(マレーシア代表)

 

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※Arif Aiman Hanapi選手のInstagramより
ポジション:WG
生年月日:2002年5月4日生まれ
経歴:Johor Darul Ta’zim FC(マレーシア)
Johor Darul Ta’zim FC所属。

Hariss Harun選手(シンガポール代表)

 

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 ※Hariss Harun選手のInstagramより
ポジション:DMF/DF
生年月日:1990年11月19日生まれ
経歴:Young Lions FC(シンガポール) – LionsXII(シンガポール) – Johor Darul Ta’zim FC(マレーシア) – CE L’Hospitalet(スペイン) – Home United FC(シンガポール) – Johor Darul Ta’zim FC(マレーシア) – Lion City Sailors FC(シンガポール)
Lion City Sailors FC所属。

Ryuji Utomo選手(インドネシア代表)

 

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※Ryuji Utomo選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1995年7月1日生まれ
経歴:PS Mitra Kuka(インドネシア) – Al-Najma SC(バーレーン) – Arema FC(インドネシア) – Persija Jakarta(インドネシア) – PTT Rayong FC(タイ) – Persija Jakarta(インドネシア) – Penang FC(マレーシア)- Persija Jakarta(インドネシア)
Persija Jakarta所属。インドネシアU19,U23d代表経験あり。

Brak Thiva選手(カンボジア代表)

 

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※Brak Thiva選手のInstagramより
ポジション:AMF
生年月日:1998年12月5日生まれ
経歴:Phnom Penh Crown FC(カンボジア)
Phnom Penh Crown FC所属。カンボジアU22,U23代表経験あり。

Billy Ketkeophomphone選手(ラオス代表)

 

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※Billy Ketkeophomphone選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1990年3月24日生まれ
経歴:RC Strasbourg(フランス) – FC Sion(スイス) – Tours FC(フランス) – Angers SCO(フランス) – AJ Auxerre(フランス) – SO Cholet(フランス) – USL Dunkerque(フランス)
USL Dunkerque所属。

João Pedro選手(東ティモール代表)

 

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※João Pedro選手のInstagramより
ポジション:WG
生年月日:2000年8月20日生まれ
経歴:SLB Laulara(東ティモール) – Ubon United FC(タイ) – SLB Laulara(東ティモール) – Kuala Kangsar FC(マレーシア) – UiTM FC(マレーシア) – SLB Laulara(東ティモール)
SLB Laulara所属。

まとめ

今回はAFF SUZUKI CUP(東南アジア選手権)の2020年大会について解説しました。

近年、日本人選手の増加とともに注目度が上がってきている東南アジアのサッカー。今後さらにプレーする日本人選手が増えそうですし、逆にタイ代表のチャナティップ選手のように今後、日本のJリーグで活躍する選手も今大会でプレーした選手の中から出てくるかもしれません。

個人的にも元チームメイトや対戦相手が多くいるのでそういった選手たちのこれからの活躍が楽しみです。

このブログを読んで少しでも東南アジアのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。

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