2020~2021年シーズンIリーグ

こんにちは、ゆうたです。

FIFA(国際サッカー連盟)は、原則1国1リーグ制を定めていますが、インドでは2007年から始まった国内初のプロリーグにあたる「Iリーグ」に加え、2014年から新たに「インディアンスーパーリーグ」が発足し、1国に2リーグ存在する形になっています。

統合の話も上がってますが、2020年現在は統合されておらず、どちらが1部リーグと正式な定義はありませんが、2019~2020年シーズンから優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグの本戦への参加権が与えられることになった「インディアンスーパーリーグ」をインド1部リーグと定義しています。
※2018~2019年シーズンまでは「Iリーグ」の優勝クラブにAFCチャンピオンズリーグの予選への参加権が与えられていました。

今回はそんな「Iリーグ」の2020~2021年シーズンについて解説していきます。

参加クラブ

※I-League Official Facebokk Pageより(2020~2021年シーズンのチャンピオン)

2020~2021年シーズンの「Iリーグ」は全国リーグとなっており、インド全土から以下の11クラブが参加しています。

※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。

Mohammedan Sporting Clubが2019~2020年シーズンのインド2部リーグからの昇格クラブです。

Sudeva Delhi Football Clubは、All India Football Federation (オールインドサッカー協会)からの入札を受け入れるよう招待されたクラブのうち入札に勝ち、新しく参加します。

2019~2020年シーズンIリーグ

外国籍選手枠

2020~2021年シーズンの「Iリーグ」の外国籍選手枠の編成は、以下の通りです。

登録枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)

出場枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)

2019~2020年シーズンは登録枠、出場枠共に6人(一般外国籍の選手6人)でした。

この外国籍選手枠は2020~2021年シーズンからの新しいルールになります。


※Indian Football Official Youtubeより(Top 5 goals – February 2021)

外国籍選手枠の編成

2020~2021年シーズンの「Iリーグ」の外国籍選手枠の編成です。

※あくまで個人的に集めた情報での数字です。

クラブ 1 2 3 アジア 退団した選手
Aizawl FC 🇱🇷 🇳🇵 🇳🇬 🇺🇬
Chennai City FC 🇷🇸 🇷🇸 🇷🇸 🇸🇬
Churchill Brothers FC 🇭🇳 🇨🇮 🇸🇮 🇱🇧
Gokulam Kerala FC 🇬🇭 🇬🇭 🇬🇭 🇦🇫
Mohammedan SC 🇳🇬 🇳🇬 🇪🇸 🇧🇩 🇬🇭 🇳🇬
NEROCA FC 🇱🇷 🇹🇹 🇹🇹 🇳🇵
Roundglass Punjab FC 🇲🇱 🇪🇸 🇧🇹 🇳🇵 🇧🇷
Real Kashmir FC 🇨🇲 🇳🇬 🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 🇦🇫
TRAU FC 🇳🇬 🇧🇷 🇧🇷 🇹🇯

・地域別外国籍選手数

地域
アジア(10) 🇳🇵ネパール(3),🇦🇫アフガニスタン(2),🇹🇯タジキスタン(1),🇸🇬シンガポール(1)
🇱🇧レバノン(1),🇧🇩バングラデシュ(1),🇧🇹ブータン(1)
アフリカ(12) 🇳🇬ナイジェリア(4),🇬🇭ガーナ(3),🇱🇷リベリア(2),🇲🇱マリ(1),🇨🇮 コートジボワール(1),🇨🇲カメルーン(1),
北中米(3) 🇹🇹トリニダード・トバゴ(2),🇭🇳ホンジュラス(1)
南米(2) 🇧🇷ブラジル(2)
ヨーロッパ(7) 🇷🇸セルビア(3),🇪🇸スペイン(2),🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランド(1),🇸🇮スロベニア(1)

※シーズン終了時に在籍していた選手一覧のため、退団した選手は含んでいません。

日本国籍選手一覧

2020~2021年シーズは、日本国籍選手は在籍していません。

順位表

2020~2021年シーズンの「Iリーグ」の最終順位は以下の通りです。

・レギュラーステージ(通常のリーグ)

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Churchill Brothers FC 10 6 4 0 +9 22 チャンピオンシップステージへ
2 Roundglass Punjab FC 10 5 3 2 +5 18
3 Real Kashmir FC 10 4 5 1 +9 17
4 Gokulam Kerala FC 10 5 1 4 +6 16
5 TRAU FC 10 4 4 2 +4 16
6 Mohammedan SC 10 4 4 2 +1 16
7 Aizawl FC 10 4 3 3 +5 15 レギュレーションステージへ
8 Sudeva Delhi FC 10 2 3 5 0 9
9 Chennai City FC 10 3 0 7 −12 9
10 NEROCA FC 10 2 2 6 −2 8
11 Indian Arrows 10 1 1 8 −25 4

※各クラブ総当たり1回戦の全10試合

・チャンピオンシップステージ(上位リーグ)

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Gokulam Kerala FC(※①) 15 9 2 4 +14 29 2022年シーズンAFCカップの本戦への出場権
2 Churchill Brothers FC 15 8 5 2 +5 29
3 TRAU FC 15 7 5 3 +8 26
4 Roundglass Punjab FC 15 6 4 5 +3 22
5 Real Kashmir FC 15 5 6 4 +5 21
6 Mohammedan SC 15 5 5 5 −2 20

※①:優勝したGokulam Kerala FCは、2021年シーズンAFCカップの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。

・レギュレーションステージ(下位リーグ)

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Aizawl FC 14 7 3 4 +9 24
2 Sudeva Delhi FC 14 5 3 6 +2 18
3 Chennai City FC 14 5 0 9 −9 15
4 Indian Arrows 14 3 1 10 −27 10
5 NEROCA FC 14 2 2 10 −8 8 2021~2022年シーズンインド2部リーグへ降格

※降格クラブはなし。

まとめ

今回は2020~2021年シーズンの「Iリーグ』について解説しました。

人口の増加と共に経済の発展も著しいインド。サッカー人気も高く今後も発展していくと思います。

このブログを読んで少しでもインドのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。

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