2019~2020年シーズンIリーグ

こんにちは、ゆうたです。

FIFA(国際サッカー連盟)は、原則1国1リーグ制を定めていますが、インドでは2007年から始まった国内初のプロリーグにあたる「Iリーグ」に加え、2014年から新たに「インディアンスーパーリーグ」が発足し、1国に2リーグ存在する形になっています。

統合の話も上がってますが、2020年現在は統合されておらず、どちらが1部リーグと正式な定義はありませんが、2019~2020年シーズンから優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグの本戦への参加権が与えられることになった「インディアンスーパーリーグ」をインド1部リーグと定義しています。
※2018~2019年シーズンまでは「Iリーグ」の優勝クラブにAFCチャンピオンズリーグの予選への参加権が与えられていました。

今回はそんな「Iリーグ」の2019~2020年シーズンについて解説していきます。

参加クラブ

※I-League Official Facebokk Pageより(全試合一覧)

2019~2020年シーズンの「Iリーグ」は全国リーグとなっており、インド全土から以下の11クラブが参加しています。

※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。

TRAU FCが2018~2019年シーズンのインド2部リーグからの昇格クラブです。

2018~2019年シーズンインディアンスーパーリーグ

外国籍選手枠

2019~2020年シーズンの「Iリーグ」の外国籍選手枠の編成は、以下の通りです。

登録枠6人(一般外国籍の選手6人)

出場枠6人(一般外国籍の選手6人)

2017~2018年シーズンも登録枠、出場枠共に6人で同じでしたが、内訳が一般外国籍の選手4人+アジア枠の選手2人でした。

この外国籍選手枠は2018~2019年シーズンからの新しいルールになります。


※Indian Football Youtubeより(ハイライト映像、Real Kashmir FC vs Mohun Bagan | Hero I-League 2019-20 | Highlights)

外国籍選手枠の編成

2019~2020年シーズンの「Iリーグ」の外国籍選手枠の編成です。

※あくまで個人的に集めた情報での数字です。

クラブ 1 2 3 4 5 6
Aizawl Football Club 🇲🇱 🇱🇷 🇬🇭 🇳🇬 🇦🇷 🇺🇬
Chennai City Football Club 🇪🇸 🇪🇸 🇪🇸 🇪🇸 🇷🇸 🇯🇵
Churchill Brothers FC 🇬🇲 🇬🇭 🇹🇹 🇹🇹 🇹🇹 🇵🇹
East Bengal Football Club 🇫🇷 🇪🇸 🇪🇸 🇪🇸 🇪🇸 🇨🇷
Gokulam Kerala Football Club 🇷🇼 🇺🇬 🇹🇹 🇹🇹 🇹🇹 🇦🇫
Mohun Bagan Athletic Club 🇸🇳 🇹🇹 🇪🇸 🇪🇸 🇪🇸 🇹🇯
NEROCA Football Club 🇲🇱 🇲🇱 🇹🇹 🇹🇹 🇬🇭 🇭🇺
Minerva Punjab Football Club 🇨🇲 🇳🇬 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇳🇵
Real Kashmir Football Club 🇿🇲 🇨🇮 🇨🇮 🇳🇬 🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿
TRAU FC 🇰🇳 🇲🇩 🇳🇬 🇳🇬 🇳🇬 🇳🇬

・地域別外国籍選手数

地域
アジア(4) 🇯🇵日本(1),🇦🇫アフガニスタン(1),🇹🇯タジキスタン(1),🇳🇵ネパール(1)
アフリカ(23) 🇳🇬ナイジェリア(7),🇲🇱マリ(3),🇬🇭ガーナ(3),🇨🇮 コートジボワール(2),🇺🇬ウガンダ(2),
🇨🇲カメルーン(1),🇸🇳セネガル(1),🇱🇷リベリア(1),🇬🇲ガンビア(1),🇷🇼ルワンダ(1),🇿🇲ザンビア(1)
北中米(11) 🇹🇹トリニダード・トバゴ(9),🇨🇷コスタリカ(1),🇰🇳セントクリストファーネイビス(1)
南米(4) 🇧🇷ブラジル(3),🇦🇷アルゼンチン(1)
ヨーロッパ(18) 🇪🇸スペイン(11),🇫🇷フランス(1),🇷🇸セルビア(1),🇵🇹ポルトガル(1),🇭🇺ハンガリー(1),
🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿イングランド(1),🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランド(1),🇲🇩モルドバ(1)

※シーズン終了時に在籍していた選手一覧のため、退団した選手は含んでいません。

日本国籍選手一覧

遊佐 克美(ユサ カツミ)選手【MF,WG】、1988年生まれ

 

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※遊佐選手のInstagramより

Chennai City Football Club所属。サンフレッチェ広島ユースからトップチームに昇格し、ツエーゲン金沢、FC岐阜セカンドでプレー後、パラグアイ、2011~2012年シーズンからインドでプレーしています。

順位表

2019~2020年シーズンの「Iリーグ」の最終順位は以下の通りです。

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Mohun Bagan Athletic Club(※①) 16 12 3 1 +22 39 2021年シーズンAFCカップの本戦への出場権
2 East Bengal Football Club 16 6 5 5 +5 23
3 Minerva Punjab Football Club 16 5 8 3 +2 23
4 Real Kashmir Football Club 15 6 4 5 +2 22
5 Gokulam Kerala Football Club 15 6 4 5 +1 22
6 TRAU FC 17 6 4 7 −10 22
7 Chennai City Football Club 15 5 5 5 −1 20
8 Churchill Brothers FC 15 6 2 7 +2 20
9 NEROCA Football Club 16 5 3 8 −8 18
10 Aizawl Football Club 15 3 7 5 −2 16
11 Indian Arrows 16 2 3 11 −13 9

※新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中止となり、全試合消化することができませんでした。

※①:優勝したMohun Bagan Athletic Club(未消化試合を含んでも優勝が確定したため)は、2021年シーズンAFCカップの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。

まとめ

今回は2019~2020年シーズンの「Iリーグ』について解説しました。

人口の増加と共に経済の発展も著しいインド。サッカー人気も高く今後も発展していくと思います。

このブログを読んで少しでもインドのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。

2020~2021年シーズンIリーグ

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