【マレーシア3部リーグ】2019年シーズンマレーシアM3リーグ

こんにちは、ゆうたです。

ここ数年でヨーロッパのサッカーリーグの下部リーグでプレーしている日本人選手が多くなってきているとよく聞きますし、ぼく自身2016年にはチェコ4部リーグでプレーした経験があります。それに比べて東南アジアの下部リーグの情報やプレーしている選手のことはあまり知られていないと個人的に感じています。

実際のところ、国によっては下部リーグが存在していても外国籍の選手はプレーできない国も多く、情報もかなり少ないです。そんな中、2020年現在、ぼくがプレーしているマレーシアリーグは、下部リーグでも外国籍の選手がプレーできるリーグの1つです。

そこで今回は、ぼくも2019年シーズンに実際にプレーした「マレーシアM3リーグ(3部)*以下M3リーグ」の2019年シーズンについて解説してきます。

概要

M3リーグは2019年シーズンから2018年シーズンまでのFAM League(2018年シーズンまでは3部リーグ)から新たに新設されたマレーシア3部リーグとなっています。

2018年シーズンのFAM Leagueは、参加していた14クラブが7クラブずつの2グループに分かれてそれぞれホーム&アウェーでのリーグ戦が行われて、その後に各グループの上位2クラブがトーナメント(準決勝はホーム&アウェー、決勝は一発勝負)で優勝を決めていましたが、2019年シーズンのM3リーグは14クラブがホーム&アウェーを1つのリーグで行う形式に変更になりました。

参加クラブ


※Amatuer Football League Official Facebook Pageより(開幕戦の対戦カード)

2019年シーズンのM3リーグは、マレーシア全土から14クラブが参加しています。

※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。

Armed Forces F.C.とKelantan United F.C.とKuching FAは2018年シーズンのFAM Leagueからの既存のクラブ(残りの11クラブはリーグから脱退)で、他の11クラブは2019年シーズンから新しく参戦するクラブで構成されています。


※Kelantan United FC Official Youtubeより

外国籍選手枠

2019年シーズンのM3リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。

登録枠2人(一般外国籍選手2人)

出場枠2人(一般外国籍選手2人)

FAM Leagueでは、外国籍の選手の登録は認めてられておらずマレーシア国籍の選手のみの選手登録が可能だったため、M3リーグからの新しいルールの1つとなっています。

外国籍選手枠の編成

2019年シーズン終了時のマレーシアM3リーグの外国籍選手の各クラブの編成です。

※あくまで個人的に集めた情報での数字です。

クラブ 1 2 退団した選手
Armed Forces F.C.
BTK F.C.
Batu Dua F.C. 🇬🇳 🇲🇬 🇫🇷 🇷🇸 🇳🇬
DDM F.C. 🇰🇷 🇦🇷
Glory United F.C. 🇧🇷 🇷🇴
Johor Bahru FA 🇬🇭 🇳🇬
Kelantan United F.C. 🇬🇲 🇬🇳 🇲🇬  
Kuching FA 🇯🇵
Penjara F.C. 🇰🇷
Protap F.C. 🇨🇩 🇺🇬
Puchong Fuerza F.C. 🇬🇭 🇳🇬 🇧🇷 🇧🇷  
SAMB F.C.
Tun Razak F.C. 🇧🇷    
Ultimate F.C. 🇸🇳 🇳🇪

※肌色の背景はシーズン途中(開幕後の前期もしくは後期の移籍期間)に加入した選手です。
※薄緑色の背景はシーズン途中に国内移籍(同リーグの他クラブに移籍)した選手です。

※シーズン終了時に在籍していた選手一覧のため、退団した選手は含んでいません。

M3リーグは、外国籍選手枠は2名のみということもあり、背が高くて強さと速さを持ったアフリカ系の選手が多く登録されていて、個人的にはそういう選手を求めているクラブが多い印象です。

また、クラブによってはマレーシア国籍の選手のみでリーグ戦を戦っているクラブやゴールキーパーに外国籍選手(マレーシアはスーパーリーグとプレミアリーグでは外国籍選手枠でのゴールキーパーの登録を認めていない)の登録しているクラブもあり、上位リーグとは違ったリーグになっています。

日本国籍選手一覧

鈴木 雄太(スズキ ユウタ)【MF】、1990年生まれ

この投稿をInstagramで見る

Yuta Suzuki(@yutarn20)がシェアした投稿

ぼくです。笑

詳しくは、プロフィールをみてください。笑

プロフィール

順位表

2019年シーズンのM3リーグの最終順位は以下の通りです。

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Kelantan United F.C.(※①) 26 21 3 2 +73 66 2020年シーズンマレーシアプレミアリーグに昇格
2 Kuching FA(※②) 26 18 5 3 +37 59 2020年シーズンマレーシアプレミアリーグに昇格
3 Armed Forces F.C. 26 13 10 3 +40 49
4 Puchong Fuerza F.C. 26 13 6 7 +31 45
5 Ultimate F.C. 26 13 6 7 +28 45
6 Protap F.C. 26 11 4 11 −11 37
7 BTK F.C. 26 10 5 11 +3 35
8 DDM F.C. 26 10 4 12 +6 34
9 SAMB F.C.(※③) 26 9 6 11 0 33 2020年シーズンマレーシアM4リーグに降格
10 Batu Dua F.C 26 8 3 15 −26 27
11 Johor Bahru FA(※③) 26 6 7 13 −13 25 2020年シーズンマレーシアM4リーグに降格
12 Glory United F.C. 26 7 4 15 −16 25
13 Penjara F.C.(※④) 26 6 6 14 −25 24 2020年シーズンマレーシアM4リーグに降格
14 Tun Razak F.C.(※④) 26 2 1 23 −123 7

※各クラブ、ホーム&アウェイの全26試合。

※①:優勝したKelantan United F.C.は、2020年シーズンのマレーシアプレミアリーグに自動昇格しています。

※②:2位のKuching FAは、2019年シーズンのマレーシアプレミアリーグの11位となったSarawak FAとの入れ替え戦に3対1で勝利し、昇格を決めています。


※Malaysia Football League Official Facebook Pageより

※③:SAMB F.C.Johor Bahru FAは2020年シーズンのM3リーグへの参加を辞退したため降格しました。

※④:下位2クラブのPenjara F.C.Tun Razak F.C.は2020年シーズンのM4リーグへ自動降格しました。

まとめ

今回は2019年シーズンのマレーシアM3リーグについて解説しました。

2019年シーズンからの新しい体制で始まったリーグなので、情報は少ないと思いますが、実際にプレーしたぼくだからこそ伝えられることがあると思い、書いてみました。

外国籍選手枠も新設されたことにより、東南アジアでプレーしたい選手にとっては新しいチャンスが増えたことを意味すると個人的には感じています。今後、マレーシアリーグでプレーする日本人選手が増えてくれる気もしています。

このブログを読んで少しでもマレーシアサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。

【マレーシア3部リーグ】2020年シーズンマレーシアM3リーグ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA