こんにちは、ゆうたです。
世界で最も人口密度の高い国の1つであると言われるバングラデシュ。そんなバングラデシュにもサッカーリーグが存在します。
今回はそのバングラデシュ1部リーグ(Bangkadesh Premier League)の2021年シーズンについて解説していきます。
参加クラブ
※Bangladesh Football Federation Official Facebook Pageより(第1節の対戦カード)
2021年シーズンのバングラデシュ1部リーグは全国リーグとなっており、バングラデシュ全土から以下の13クラブが参加しています。
- Arambagh KS
- Bangladesh Police FC
- Bashundhara Kings
- Brothers Union
- Chittagong Abahani Ltd
- Dhaka Abahani Ltd
- Dhaka Mohammedan SC Ltd
- Sheikh Jamal DC
- Muktijoddha Sangsad KC
- Rahmatganj MFS
- Saif SC
- Sheikh Russel KC
- Uttar Baridhara SC
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
2019~2020年シーズンのバングラデシュ1部リーグが新型コロナウイルスの影響で中止になったため、昇降格クラブはなしです。
外国籍選手枠
2021年シーズンのバングラデシュ1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠4人(一般外国籍の選手4人)
出場枠4人(一般外国籍の選手4人)
2019~2020年シーズンは、登録枠、出場枠共に5人(一般外国籍の選手4人+アジア枠の選手1人)だったので、2021年シーズンから新しくできたルール(2018〜2019年シーズンも同じルール)です。
※2017~2018年シーズンは、登録枠、出場枠共に3人(一般外国籍の選手3人)でした。
外国籍選手枠の編成
2021年シーズンのバングラデシュ1部リーグの外国籍選手枠の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 前期/後期 | 1 | 2 | 3 | アジア |
---|---|---|---|---|---|
Arambagh KS | 前期 | 🇬🇭 | 🇬🇭 | 🇳🇬 | 🇦🇺 |
後期 | 🇺🇿 | 🇺🇿 | 🇺🇿 | 🇺🇿 | |
Bangladesh Police FC | 前期 | 🇨🇮 | 🇨🇮 | 🇨🇮 | 🇰🇬 |
後期 | 🇨🇮 | ||||
Bashundhara Kings | 前期 | 🇦🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇮🇷 |
後期 | |||||
Brothers Union | 前期 | 🇨🇩 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇺🇿 |
後期 | 🇬🇲 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | ||
Chittagong Abahani Ltd | 前期 | 🇧🇷 | 🇨🇮 | 🇳🇬 | 🇺🇿 |
後期 | |||||
Dhaka Abahani Ltd | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇭🇹 | 🇦🇫 |
後期 | 🇳🇬 | ||||
Dhaka Mohammedan SC Ltd | 前期 | 🇧🇫 | 🇲🇱 | 🇳🇬 | 🇯🇵 |
後期 | 🇨🇲 | ||||
Sheikh Jamal DC | 前期 | 🇬🇲 | 🇬🇲 | 🇬🇲 | 🇺🇿 |
後期 | |||||
Muktijoddha Sangsad KC | 前期 | 🇨🇲 | 🇬🇳 | 🇺🇿 | 🇯🇵 |
後期 | 🇨🇮 | 🇨🇮 | |||
Rahmatganj MFS | 前期 | 🇨🇮 | 🇪🇬 | 🇹🇯 | 🇹🇯 |
後期 | 🇳🇬 | ||||
Saif SC | 前期 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇺🇿 |
後期 | |||||
Sheikh Russel KC | 前期 | 🇧🇷 | 🇳🇬 | 🇰🇬 | 🇹🇯 |
後期 | |||||
Uttar Baridhara SC | 前期 | 🇪🇬 | 🇪🇬 | 🇺🇿 | 🇺🇿 |
後期 | 🇨🇮 |
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(18) | 🇺🇿ウズベキスタン(10),🇹🇯タジキスタン(2),🇰🇬キルギス(2),🇯🇵日本(2), 🇦🇫アフガニスタン(1),🇮🇷イラン(1) |
アフリカ(27) | 🇳🇬ナイジェリア(9),🇨🇮コートジボワール(8),🇬🇲ガンビア(4),🇪🇬エジプト(2), 🇨🇲カメルーン(1),🇬🇳ギニア(1),🇲🇱マリ(1),🇧🇫ブルキナファソ(1) |
北中米(1) | 🇭🇹ハイチ(1) |
南米(6) | 🇧🇷ブラジル(5),🇦🇷アルゼンチン(1) |
ヨーロッパ(0) |
アフリカ系の国籍の選手が多く、ナイジェリアが9人、コートジボワールが8人となっています。次に多いのがウズベキスタンで7人というのもバングラデシュの特徴と言えます。
日本国籍選手一覧
永田 羽竜(ナガタ ウリュウ)選手
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※永田選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1994年1月4日生まれ
経歴:多摩大学目黒高校 – 上武大学 – Rochedale Rovers FC(オーストラリア) – Gold Coast United FC(オーストラリア) – Mohammedan Sporting Club(バングラデシュ)
Mohammedan Sporting Club所属。上武大学を卒業後、オーストラリアで3シーズンプレーし、2018~2019年シーズンからMohammedan Sporting Club Limited Dhakaに移籍、シーズン終了までプレーしました。
加藤 友介(カトウ ユウスケ)選手
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※加藤選手のInstagramより
ポジション:FW/MF
生年月日:1986年2月13日生まれ
経歴:刀根山高校 – Huracán U-18(アルゼンチン) – Huracán U-20(アルゼンチン) – Huracán Ⅱ(アルゼンチン) – Huracán(アルゼンチン) – Defensores de Belgrano(アルゼンチン) – Huracán(アルゼンチン) – MIOびわこ滋賀 – Dempo SC(インド) – Police Tero FC(タイ) – Nakhonratchasima FC(タイ) – Samut Songkhram FC(タイ) – BBCU FC(タイ) – Udon Thani FC(タイ) – Angthong FC(タイ) – South China AA(香港) – Persegres(インドネシア) – Muktijoddha Sangsad KC(バングラデシュ) – Sheikh Jamal DC(バングラデシュ) – Muktijoddha Sangsad KC(バングラデシュ)
Muktijoddha Sangsad KC所属。高校卒業後、単身でアルゼンチンに渡り、現地のユースチーム(20歳以下)に所属し2006年にトップチームに昇格(当時アルゼンチン2部リーグ)し、クラブの1部リーグの昇格に貢献し、1部リーグでもプレーしました。その後帰国し、JFLのMIOびわこ草津に移籍、2012年から再び海外に出てインド、タイ、香港、インドネシア、モンゴルでプレーし、2018~2019年シーズンからバングラデシュでプレーしています。
順位表
2021年シーズンのバングラデシュ1部リーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Bashundhara Kings | 24 | 21 | 2 | 1 | +50 | 65 | 2022年シーズンAFCカップの本戦への出場権 |
2 | Sheikh Jamal DC | 24 | 15 | 7 | 2 | +25 | 52 | 2022年シーズンAFCカップの予選への出場権 |
3 | Dhaka Abahani Ltd | 24 | 13 | 8 | 3 | +36 | 47 | |
4 | Saif SC | 24 | 14 | 2 | 8 | +11 | 44 | |
5 | Chittagong Abahani Ltd | 24 | 13 | 5 | 6 | +10 | 44 | |
6 | Dhaka Mohammedan SC Ltd | 24 | 12 | 7 | 5 | +11 | 43 | |
7 | Sheikh Russel KC | 24 | 11 | 3 | 10 | +5 | 36 | |
8 | Rahmatganj MFS | 24 | 6 | 7 | 11 | −8 | 25 | |
9 | Bangladesh Police FC | 24 | 6 | 7 | 11 | −13 | 25 | |
10 | Muktijoddha Sangsad KC | 24 | 4 | 7 | 13 | −16 | 19 | |
11 | Uttar Baridhara SC | 24 | 4 | 7 | 13 | −30 | 19 | |
12 | Arambagh KS(※③) | 24 | 2 | 2 | 20 | −46 | 8 | 2年間の出場停止 |
13 | Brothers Union(※④) | 24 | 1 | 4 | 19 | −35 | 7 | 2022シーズンのバングラデシュ2部リーグに降格 |
※各クラブ、ホーム&アウェイの全24試合。
※①:優勝したBashundhara Kingsには、2022年シーズンAFCカップの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。
※②:第2位のSheikh Jamal DCは、2022年シーズンAFCカップの予選(プレーオフラウンド)への出場権が与えられます。
※③:第12位のArambagh KSは、規則違反により2年間のリーグ戦への出場停止になりました。
※④:第13位のBrothers Unionは、2022シーズンのバングラデシュ2部リーグに自動降格しました。
まとめ
今回は2021年シーズンのバングラデシュ1部リーグについて解説しました。
2018~2019年シーズンからアジア枠も新設されたバングラデシュリーグ。日本人選手にとってチャンスの多い国の1つだと言えます。
このブログを読んで少しでもバングラデシュのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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