こんにちは、ゆうたです。
ここ10年くらいでタイをはじめとする東南アジアの国々のサッカーリーグでプレーしている日本国籍の選手が増加してきました。ぼくもそのうちの1人です。
その東南アジアの中でもシンガポールリーグは、2000年前半から多くの日本国籍の選手がプレーし活躍してきた歴史があります。
今回は、そのシンガポール1部リーグの2025-26年シーズンについて解説していきます。
参加クラブ
※AIA Singapore Premier League Official Facebook Pageより(2022年シーズン開幕戦の告知と対戦カード)
2025-26年シーズンのシンガポール1部リーグは全国リーグとなっており、シンガポール全土から以下の9クラブが参加しています。
- Albirex Niigata Singapore FC ※日系クラブ
- Balestier Khalasa FC
- BG Tampines Rovers FC
- Geylang International FC
- Hougang United FC
- Lion City Sailors FC(旧Home United FC)
- Tanjong Pagar United FC
- Young Lions FC(23歳以下のシンガポール代表チーム)
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
シンガポールリーグの特徴は、23歳以下のシンガポール代表チームのYoung Lions FCも参加しています。
2023年シーズンまでは日本国籍選手主体(2017年シーズンまでは全選手日本国籍選手でしたが2018年シーズン以降シンガポール国籍の選手の登録も可能に)のAlbirex Niigata Singapore FCが2024-25年シーズンから完全ローカル化(シンガポール国籍の選手中心で外国籍選手ア枠として日本国籍の選手を登録可)しました。これでAFC主催の大会にも参加することが可能になりました。
外国籍選手枠
2025-26年シーズンのシンガポール1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠無制限
出場枠7人(一般外国籍の選手7人)
2025-26年シーズンからの新しいルール。
※Singapore Premier League Official Youtubeより(Community Shieldのハイライト)外国籍選手枠の編成
2025-26年シーズンのシンガポール1部リーグの各クラブの外国籍選手の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 前期/後期 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Albirex Niigata Singapore FC |
前期 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | |||
後期 | |||||||||||||
Balestier Khalasa FC |
前期 | 🇦🇺 | 🇯🇵 | ||||||||||
後期 | |||||||||||||
BG Tampines Rovers FC |
前期 | 🇦🇺 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇲🇹 | 🇷🇸 | 🇹🇭 | 🇹🇭 | |||
後期 | |||||||||||||
Geylang International FC |
前期 | 🇫🇷 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇷🇸 | ||||
後期 | |||||||||||||
Hougang United FC |
前期 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇲🇪 | 🇪🇸 | 🇹🇭 | 🇹🇭 | 🇹🇭 | 🇹🇭 | 🇺🇸 | |||
後期 | |||||||||||||
Lion City Sailors FC |
前期 | 🇦🇺 | 🇧🇪 | 🇭🇷 | 🇩🇪 | 🇳🇱 | 🇵🇹 | 🇵🇹 | |||||
後期 | |||||||||||||
Tanjong Pagar United FC |
前期 | 🇦🇺 | 🇨🇦 | 🇫🇷 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇹🇱 | 🇺🇿 | |||||
後期 | |||||||||||||
Young Lions FC |
前期 | 🇯🇵 | |||||||||||
後期 |
※①Albirex Niigata Singapore FCは予算が許す限り、シンガポール国籍の選手(23歳以上の選手は最大2人)の登録が認められています。
※②2023年シーズンからYoung Lions FCも新しく外国籍選手の登録をしました。
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(35) | 🇯🇵日本(23),🇹🇭タイ(6),🇦🇺オーストラリア(4),🇰🇷韓国(2),🇺🇿ウズベキスタン(1),🇹🇱東ティモール(1), |
アフリカ(0) | |
北中米(2) | 🇨🇦カナダ(1),🇺🇸アメリカ(1), |
南米(2) | 🇧🇷ブラジル(2), |
ヨーロッパ(13) | 🇵🇹ポルトガル(2),🇷🇸セルビア(2),🇫🇷フランス(2),🇭🇷クロアチア(1),🇳🇱オランダ(1), 🇲🇪モンテネグロ(1),🇧🇪ベルギー(1),🇪🇸スペイン(1),🇲🇹マルタ(1),🇩🇪ドイツ(1) |
※退団した選手は含んでいません。
他の東南アジア諸国と違い、アフリカの国々の国籍の選手がおらずヨーロッパの国々の国籍の選手が多く在籍しています。その中で日本国籍が一番多く在籍しています。
日本人選手一覧
中埜 信吾(ナカノ シンゴ)選手
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※中埜選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:2004年12月26日生まれ
経歴:佐野日大高校 – 世田谷ユナイテッド – ECC Warriors(アメリカ) – アルビレックス新潟シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール所属。
吉岡 直輝(ヨシオカ ナオキ)選手
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※吉岡選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:2002年4月6日生まれ
経歴:Honda FC U18 – 大阪体育大学 – アルビレックス新潟シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール所属。
小澤 希海(オザワ ノゾミ)選手
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※小澤選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:2003年2月16日生まれ
経歴:セレッソ大阪 U18 – 流通経済大学 – アルビレックス新潟シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール所属。
タルハニ 存哉(タルハニ イガミ)選手
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※タルハニ選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:2003年2月24日生まれ
経歴:CF Badalona(スペイン) – アルビレックス新潟シンガポール – Tampines Rovers FC(シンガポール) – アルビレックス新潟シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール所属所属。元U15日本代表。
飯田 晃明(イイダ コウメイ)選手
※飯田選手のInstagram
ポジション:MF
生年月日:2003年3月17日生まれ
経歴:丸岡高校 – 駒澤大学 – アルビレックス新潟シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール所属所属。U-20日本代表候補。
西村 蓮音(ニシムラ レン)選手
※西村選手のInstagram
ポジション:MF
生年月日:2005年6月15日生まれ
経歴:Vファーレン長崎U-18 – Vファーレン長崎 – アルビレックス新潟シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール所属所属。
横畑 匠(ヨコハタ タクミ)選手
※横畑選手のInstagram
ポジション:MF
生年月日:2002年8月15日生まれ
経歴:興國高校 – 九州産業大学 – アルビレックス新潟シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール所属所属。
杉田 将宏(スギタ マサトシ)選手
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※杉田選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1999年11月24日生まれ
経歴:名古屋グランパスU18 – 早稲田大学 – アルビレックス新潟シンガポール – Balestier Khalsa FC(シンガポール)
Balestier Khalsa FC所属。早稲田大学を卒業が、2022年にアルビレックス新潟氏がポールでプレーし、2023年からBalestier Khalsa FCでプレーしています。
山下 柊哉(ヤマシタ シュウヤ)選手
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※山下選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1999年4月16日生まれ
経歴:作陽高校 – 常葉大学 – アルビレックス新潟シンガポール – Tampines Rovers FC(シンガポール)
Tampines Rovers FC所属。常葉大学を卒業後、アルビレックス新潟シンガポールに加入し、2022年からTampines Rovers FCでプレーしています。
風間 宏矢(カザマ コウヤ)選手
※風間選手のInstagram
ポジション:MF
生年月日:1993年4月16日生まれ
経歴:清水商業高校 – 川崎フロンターレ – 大分トリニータ – FC岐阜 – 大分トリニータ – FC岐阜 – FC琉球 – FC岐阜 – FC琉球 – ジェフユナテッド市原・千葉 – Tampines Rovers FC(シンガポール)
Tampines Rovers FC所属。U-19日本代表経験あり。
東川 続(ヒガシガワ ヒデ)選手
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※東川選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:2002年7月13日生まれ
経歴:四国学院大香川西高校 – 国士舘大学 – 栃木シティ – Tampines Rovers FC(シンガポール)
Tampines Rovers FC所属。
鷲見 星河(スミ セイガ)選手
※鷲見選手のInstagram
ポジション:DF
生年月日:2002年6月11日生まれ
経歴:名古屋グランパスU-18 – 明治大学 – ファジアーノ岡山 – Tampines Rovers FC(シンガポール)
Tampines Rovers FC所属。
星野 秀平(ホシノ シュウヘイ)選手
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※星野選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1995年12月19日生まれ
経歴:流通経済大柏高 – 流通経済大学 – アルビレックス新潟シンガポール – Busan TC(韓国) – Balestier Khalsa FC(シンガポール) – アルビレックス新潟シンガポール – Geylang International FC(シンガポール)
Geylang International FC所属。流通経済大学を卒業後、アルビレックス新潟シンガポール、韓国でプレー後、2020年シーズンからシンガポールに帰ってきてプレーしています。
深代 陸(フカシロ リク)選手
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※深代選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:2000年4月12日生まれ
経歴:西武台高校 – 拓殖大学 – アルビレックス新潟シンガポール – Balestier Khalsa FC(シンガポール) – Geylang International FC(シンガポール)
Geylang International FC所属。拓殖大学を卒業が、2023年にアルビレックス新潟氏がポールでプレーし、2024年からBalestier Khalsa FCでプレーしています
谷口 遼弥(タニグチ リョウヤ)選手
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※谷口選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1999年8月31日生まれ
経歴:ツエーゲン金沢U-18 – ツエーゲン金沢 – JAPANサッカーカレッジ – アルビレックス新潟シンガポール – Balestier Khalsa FC(シンガポール) – Geylang International FC(シンガポール)
Geylang International FC所属。ツエーゲン金沢U-18からトップ昇格し、JAPANサッカーカレッジでプレー後、アルビレックス新潟シンガポールに移籍し、2020年からシンガポールでプレーしています。
針谷 奎人(ハリヤ ケイト)選手
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※針谷選手のInstagramより
ポジション:DF/MF
生年月日:2003年5月18日生まれ
経歴:市立船橋高校 – アルビレックス新潟シンガポール – Geylang International FC(シンガポール)
Geylang International FC所属。市立船橋高校を卒業後、アルビレックス新潟シンガポールに加入し、2022年からシンガポールでプレーしています。
横山 翔大(ヨコヤマ ショウダイ)選手
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※横山選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:2000年10月14日生まれ
経歴:大東海大相模高校 – 大阪体育大学 – アルビレックス新潟シンガポール- Hougang United FC(シンガポール) – Geylang International FC(シンガポール)
Geylang International FC所属。
小川 開世(オガワ カイセイ)選手
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※小川選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:2001年2月25日生まれ
経歴:東京武蔵野シティFCU-18 – 拓殖大学 – アルビレックス新潟シンガポール – Young Lions FC(シンガポール) – Geylang International FC(シンガポール)
Geylang International FC所属。拓殖大学を卒業後、アルビレックス新潟シンガポールに加入し、2023年からシンガポールでプレーしています。
吉濱 遼平(ヨシハマ リョウヘイ)選手
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※吉濱選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1992年10月24日生まれ
経歴:川崎フロンターレU-18 – 大師高校 – 松蔭大学 – 湘南ベルマーレ – 福島ユナイテッドFC – 湘南ベルマーレ -ザスパクサツ 群馬 – FC町田ゼルビア – レノファ山口FC – FC岐阜 – Boeung Ket FC(カンボジア) – Hougang United FC(シンガポール)
Hougang United FC所属。
菊池 佑太(キクチ ユウタ)選手
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※菊池選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1994年5月14日生まれ
経歴:ベガルタ仙台ユース – 神奈川大学 – Jedinstvo Bijelo Polje(モンテネグロ) – Soltilo Angkor FC(カンボジア) – コバルトーレ女川 – Tiffy Army FC(カンボジア) – Nagaworld FC(カンボジア) – Hougang United FC(シンガポール)
Hougang United FC所属。神奈川大学を卒業後、モンテネグロ、カンボジア、コバルトーレ女川でプレーし、2021年からカンボジアに戻り複数年プレーし、2025年からシンガポールでプレーしています。
和田 倫季(ワダ トモキ)選手
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※和田選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1994年10月30日生まれ
経歴:ヴィッセル神戸U-18 – ヴィッセル神戸 – Jリーグ・アンダー22選抜 – Incheon United F(韓国)- ヴィッセル神戸 – Gwangju FC(韓国) – Seoul E-Land FC(韓国) – Rockdale Ilinden FC(オーストラリア) – Persikabo 1973(インドネシア) – Avondale FC(オーストラリア) – Maziya S&RC(モルディブ) – Tanjong Pagar United FC(シンガポール)
Tanjong Pagar United FC所属。
西川 翔大(ニシカワ ショウダイ)選手
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※西川選手のInstagramより
ポジション:FW/MF
生年月日:1993年9月21日生まれ
経歴:ディアブロッサ高田FC – 筑波大学 – FK Kom(モンテネグロ)- FK Rudar Pljevlja(モンテネグロ) – OFK Petrovac(モンテネグロ) – Tanjong Pagar United(シンガポール) – Angkor Tiger FC(カンボジア) – Tanjong Pagar United FC(シンガポール)
Tanjong Pagar United FC所属。
小林 幹(コバヤシ カン)選手
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※小林選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1999年4月27日生まれ
経歴:FC東京U-18 – 筑波大学 – アルビレックス新潟シンガポール – Young Lions FC(シンガポール)
Young Lions FC所属。筑波大学を卒業後、アルビレックス新潟シンガポールに加入し、2023年からYoung Lions FCでプレーしています。
まとめ
今回は2025-26年シーズンのシンガポール1部リーグについて解説しました。
日系クラブのAlbirex Niigata Singapore FCが参戦していることもあり、シンガポールリーグでプレーしたことがある日本国籍の選手は多くいます。実際にAlbirex Niigata Singapore FCから他の東南アジアの国々やヨーロッパ、日本のJリーグに移籍する選手も多くいて、高卒や大卒のプロの経歴のない選手にとってファーストステップに良いと思います。
※2018年シーズンからAlbirex Niigata Singapore FCの登録枠は日本国籍選手は21歳以下を50%、23歳以下を50%、オーバーエイジを1人の変更になりました。
2021年シーズンのACL(アジアチャンピオンズリーグ)の出場枠拡大に伴い、シンガポールリーグの優勝クラブはダイレクト(以前までは予選で勝ち上がった場合のみ本戦に出場)で本戦に出場できるようになりました。これにより日本のJリーグを含めたアジアの強豪クラブと対戦できるのも魅力的だと個人的には感じています。
このブログを読んで少しでもシンガポールのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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