こんにちは、ゆうたです。
「中央アジア」と聞いてピンと来る方は少ないのではないでしょうか?そんな中央アジアに位置するウズベキスタンにもサッカーリーグが存在します。
今回は、そのウズベキスタン1部リーグの2021年シーズンについて解説していきます。
もくじ
参加クラブ
※O’zbekiston Professional Futbol Ligasi Official Facebook Pageより(開幕戦の対戦表)
2021年シーズンのウズベキスタン1部リーグは全国リーグとなっており、タジキスタン全土から以下の14クラブが参加しています。
- FC AGMK
- FC Andijan
- FC Bunyodkor
- FC Kokand 1912
- PFC Lokomotiv Tashkent
- FC Mashʼal Mubare
- PFK Metallurg Bekabad
- PFC Nasaf
- PFC Navbahor Namangan
- FC Pakhtakor Tashkent
- PFC Qizilqum Zarafshon
- FC Sogdiana Jizzakh
- PFC Surkhon Termez
- FC Turon Yaypan🆕
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。(リンクがないクラブは見つけることができませんでした。)
FC Turon Yaypanが2020年シーズンのウズベキスタン2部リーグからの昇格クラブです。
外国籍選手枠
2021年シーズンのウズベキスタン1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠5人(一般外国籍の選手4人+アジア枠の選手1人)
出場枠5人(一般外国籍の選手4人+アジア枠の選手1人)
※PFL Uzbekistan Official Youtubeより(試合のハイライト映像、O’zbekiston 🏆 Superkubogi PAXTAKOR — NASAF 1:0)
外国籍選手枠の編成
2021年シーズンのウズベキスタン1部リーグの各クラブの外国籍選手の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 1 | 2 | 3 | 4 | アジア | 帰化選手 | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
FC AGMK | 🇨🇻 | 🇷🇸 | 🇺🇦 | 🇮🇹 | |||
FC Andijan | 🇧🇬 | 🇧🇾 | 🇧🇾 | 🇰🇿 | 🇮🇹🇲🇽🇰🇬 | ||
FC Bunyodkor | 🇳🇬 | 🇰🇬 | 🇹🇯 | ||||
FC Kokand 1912 | 🇨🇮 | 🇷🇸 | 🇷🇸 | ||||
PFC Lokomotiv Tashkent | 🇬🇪 | 🇳🇬 | 🇪🇸 | ||||
FC Mashʼal Mubare | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | ||
PFK Metallurg Bekabad | 🇷🇺🇷🇺🇺🇦 | ||||||
PFC Nasaf | 🇷🇸 | 🇷🇸 | |||||
PFC Navbahor Namangan | 🇧🇷 | 🇲🇰 | 🇷🇺 | 🇷🇸 | 🇹🇯 | 🇷🇺🇺🇿 | 🇷🇸🇷🇸🇷🇸 |
FC Pakhtakor Tashkent | 🇷🇸 | 🇷🇸 | 🇨🇭 | ||||
PFC Qizilqum Zarafshon | 🇬🇪 | 🇬🇪 | 🇬🇪 | 🇷🇺 | 🇹🇯 | ||
FC Sogdiana Jizzakh | 🇷🇸 | 🇷🇸 | 🇷🇸 | 🇷🇸 | 🇹🇲 | ||
PFC Surkhon Termez | 🇷🇸 | ||||||
FC Turon Yaypan | 🇷🇸 | 🇷🇸 | 🇰🇷 | 🇹🇯 | 🇧🇾🇺🇿 | 🇬🇭🇹🇯 |
※肌色の背景はシーズン途中に加入した選手です。
※薄緑色の背景はシーズン途中に国内移籍した選手です。
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(5) | 🇹🇯タジキスタン(3),🇰🇬キルギス(1),🇰🇷韓国(1) |
アフリカ(8) | 🇳🇬ナイジェリア(6),🇨🇮コートジボワール(1),🇨🇻カーボベルデ(1) |
北中米(0) | |
南米(1) | 🇧🇷ブラジル(1) |
ヨーロッパ(28) | 🇷🇸セルビア(15),🇬🇪ジョージア(4),🇷🇺ロシア(2),🇧🇾ベラルーシ(2),🇮🇹イタリア(1), 🇧🇬ブルガリア(1),🇰🇿カザフスタン(1),🇺🇦ウクライナ(1),🇲🇰マケドニア(1) |
日本国籍選手一覧
※2021年シーズンは日本国籍選手は在籍していません。
以下は、過去に在籍した選手です。
柴村 直弥(シバムラ ナオヤ)選手【DF】、1982年生まれ
2012年シーズンの前期にFC Pakhtakor Tashkent、2012年シーズンの後期から2013年シーズンまでBuxoro FKにざ在籍しました。中央大学を卒業後、アルビレックス新潟シンガポール、日本のJリーグのアビスパ福岡、徳島ヴォルティス、ガイナーレ鳥取、藤枝MYFC、ヴァンフォーレ甲府、ラトビア、ポーランドでのプレー経験があります。
村松 知輝(ムラマツ トモキ)選手【FW】、1990年生まれ
2017年シーズンの後期にFC Mashʼal Mubarekに在籍しました。浜松大学を卒業後、日本のJリーグのカターレ富山、Honda FCでプレーし、カンボジアでもプレーしています。
佐藤 穣(サトウ ミノリ)選手【MF】、1991年生まれ
2014~2016年と3シーズン、FC Bunyodkorに在籍しました。前橋育英高校を卒業後、日本のJリーグのザスパ草津でプレーし、アメリカ、メキシコ、ラトビア、ベラルーシ、カタール、韓国、ロシアでのプレー経験があります。
順位表
2021年シーズンのウズベキスタン1部リーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | FC Pakhtakor Tashkent(※①) | 26 | 19 | 3 | 4 | +33 | 60 | 2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの本戦への出場権 |
2 | FC Sogdiana Jizzakh | 26 | 12 | 11 | 3 | +13 | 47 | |
3 | FC AGMK | 26 | 13 | 8 | 5 | +9 | 47 | |
4 | PFC Nasaf(※②) | 26 | 13 | 6 | 7 | +18 | 45 | 2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの予選の出場権 |
5 | FC Bunyodkor | 26 | 13 | 6 | 7 | +13 | 45 | |
6 | PFC Navbahor Namangan | 26 | 10 | 9 | 7 | +4 | 39 | |
7 | PFC Lokomotiv Tashkent | 26 | 11 | 6 | 9 | +5 | 39 | |
8 | FC Kokand 1912 | 26 | 9 | 9 | 8 | +1 | 36 | |
9 | PFC Qizilqum Zarafshon | 26 | 7 | 10 | 9 | −3 | 31 | |
10 | PFC Surkhon Termez | 26 | 7 | 4 | 15 | −26 | 25 | |
11 | PFK Metallurg Bekabad | 26 | 8 | 1 | 17 | −13 | 25 | |
12 | FC Mashʼal Mubare(※③) | 26 | 5 | 8 | 13 | −14 | 23 | 入れ替え戦へ |
13 | FC Andijan(※④) | 26 | 4 | 7 | 15 | −19 | 19 | 2022年シーズンのウズベキスタン2部リーグに自動降格 |
14 | FC Turon Yaypan(※④) | 26 | 3 | 8 | 15 | −21 | 17 |
※各クラブ、ホーム&アウェイの全26試合。
※①:優勝したFC Pakhtakor Tashkentは、2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。
※②:国内カップ戦(2021 Uzbekistan Cup)で優勝した、第4位のPFC Nasafに2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの予選(プレーオフラウンド)の出場権(敗退した場合、2022年シーズンAFCカップの本戦のグループステージに出場)が与えられます。
※③:第12位のFC Mashʼal Mubareは、入れ替え戦(プレーオフ)に参加しました。
※④:第13位のFC Andijanと第14位のFC Turon Yaypanは、2022年シーズンのウズベキスタン2部リーグに自動降格しました。
まとめ
今回は2021年シーズンのウズベキスタン1部リーグについて解説しました。
優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグの出場権が与えられるウズベキスタンリーグ。大きなチャンスがある国ひとつだと個人的には思っています。
このブログを読んで少しでもウズベキスタンのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
コメントを残す