【東南アジアサッカー】パンデミック前後の移籍事情

こんにちは、ゆうたです。

サッカー選手に付き物の移籍。一般的にはすでにプロサッカー選手(主にJリーグやヨーロッパでプレーしている選手)に使われるイメージではないでしょうか。

しかし、ぼくのような日本でもヨーロッパでもプロサッカー選手としての経歴がなかった選手にももちろんあります。
※ここでは移籍と書きますが、経歴のない選手にとっては「プロ契約」の方がイメージしやすいと思います。

東南アジア(東や南アジアも含む)でもコロナ前後で大きく変わったと個人的には感じています。

その東南アジアサッカーのパンデミック前後の移籍事情について書いていきます。

何が変わったのか

まず初めに個人的に感じる変化について結論を書きます。

「東南アジアでもプロサッカー選手の経歴がない選手にとってはコロナ前より移籍(プロ契約)が難しくなった。」

です。

もちろんパンデミック前からぼくのように経歴がなかった選手が東南アジアで移籍(プロ契約)をするのは簡単ではなかったです。

が、より難易度が上がった感覚があります。詳しく書いていきます。
※あくまで個人的な意見です。一人一人感じ方は違います。

パンデミック前

パンデミック前はパンデミック後の今より、テスト(現地や日本でのトライアルや練習参加)の数が明らかに多かったです。

ぼく自身もチェコ、カンボジア共にテストから契約を勝ち取っていますし、マレーシアのクラブと契約するまでは毎年、何カ国もテストを受けに回ってました。
※チェコではプロ契約ではありませんでしたが。

東南アジアではほぼどの国でもテストを実施していましたし、契約の可能性は高くないですが、経歴のない選手でもテストは受けることは可能でした。

しかも、当時はAFCの大会(当時のACLや AFCカップ)に出るクラブですらテストを開催していましたし、そこから契約を勝ち取ってその大会に出ているプロ経歴のない友人や知人もいました。

テストの形式も厳選された選手だけの練習参加や100人以上参加するオープンテスト、クラブの関係者が日本に来て行われていたテスト(たしかオープン形式)などさまざまでした。

その当時からダイレクト契約(テストなしで選手のCV(履歴書)やTransfermarkt、PV(プレー動画)のみで契約している選手もいましたが、経歴のある選手ばかりでした。
※プロ契約のない選手はダイレクト契約はほぼほぼなかったように感じます。

パンデミック後

パンデミック後数年は、まず物理的にテストが難しくなりました。

人の移動が制限され、ビザなしでの入国ができない国が増え、一気にダイレクト契約が増えましたし、テストの情報すら流れてこなくなりました。
※ぼく自身もパンデミック後はダイレクト契約のみです。

パンデミックが落ち着いてからは少しテストの話は聞きますが、あまり多くない印象です。

経歴のない選手でもダイレクト契約する選手は増えた気がしますが、パンデミック以前のようなAFCの大会に出るようなクラブと契約することはかなり減った気がします。

経歴があっても難しい

前述した通りパンデミック前後で「経歴がないと移籍が難しい。」と書いてきました。

しかし、パンデミック後は経歴があっても移籍が難しくなってきたと感じています。

SNSの普及や知人からの話などにより情報が増え、多くの経歴のある選手(元Jリーガーなど)も東南アジアでプレーする、したいと聞くことが増えました。

ぼくが初めて東南アジアに挑戦した2013年は、タイやシンガポールには多くの経歴のある選手がいましたし、契約すること自体そんなに難しくなかったように感じます。

しかし、今は他の国でも多くの経歴のある選手が活躍していますし、経歴のある選手でも契約できないという話も多く聞きます。

そこには運やタイミングもありますし、どの選手でも簡単ではないということはパンデミック前後でも変わりありません。

それでも個人的にはより難易度が高くなったように感じます。

変化について思うこと

パンデミック前の方がぼくのような経歴のない選手にはチャンスが多かったように感じます。

もちろんチャンスが多いからと言って契約できるわけでもないですし、ぼく自身も15クラブほどテストに行ったことがあります。そのほとんどが契約できませんでした。
※時間もお金もかかって精神的にはしんどかった!笑

しかし、動いて動いて動いてなんとか契約を勝ち取ってきました。もし、今ぼくが経歴のない選手であるならその当時のようにできず契約することはできなかったかもしれません。
※可能性がゼロと言いたいわけではないです。

なのでもし今、ぼくが若くて経歴のない選手なら日本から直接東南アジアには来ず、ヨーロッパに挑戦し、大きくなくても良いので1部リーグでプレーして経歴を作ってから東南アジアに挑戦すると思います。
※何度も言いますがだからと言って契約ができるわけではありません。

とにかく動かないと何も変わらないという考えは変わりません。

まとめ

東南アジアサッカーのパンデミック前後の移籍事情について書きました。

色々と書きましたが、挑戦することをやめて欲しいわけではなく、むしろ応援したいと思っています。

しかし、挑戦するのにも何も考えずにするのと情報を得た上で挑戦するのでは大きな違いがあります。
※ぼくのように何も知らなかったからこそできる挑戦やチャンスもありますが。笑

この世界、本当に情報が大切だと経験上、感じています。もちろんやるべきことをやった上での前提ですが、運やタイミングを掴むためにも情報はあって損はないと思います。

この記事がこれから挑戦したいと思う人の役に立てれば幸いです。

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