こんにちは、ゆうたです。
FIFA(国際サッカー連盟)は、原則1国1リーグ制を定めていますが、インドでは2007年から始まった国内初のプロリーグにあたる「Iリーグ」に加え、2014年から新たに「インディアンスーパーリーグ」が発足し、1国に2リーグ存在する形になっています。
統合の話も上がってますが、2020年現在は統合されておらず、どちらが1部リーグと正式な定義はありませんが、「Iリーグ」にはIリーグ2部リーグへの降格もあり、優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグの予選への参加権が与えられることをふまえ(「インディアンスーパーリーグ」は1部リーグのみ、優勝クラブにはAFCカップの参加権のみ)、インド1部リーグと定義しています。
今回はそんな「Iリーグ」の2018~2019年シーズンについて解説していきます。
もくじ
参加クラブ
※I-League Official Facebokk Pageより(開幕戦の対戦カード)
2018~2019年シーズンの「Iリーグ」は全国リーグとなっており、インド全土から以下の11クラブが参加しています。
- Aizawl Football Club
- Chennai City Football Club
- Churchill Brothers FC
- East Bengal Football Club
- Gokulam Kerala Football Club
- Indian Arrows
- Minerva Punjab Football Club
- Mohun Bagan Athletic Club
- NEROCA Football Club
- Real Kashmir Football Club
- Shillong Lajong Football Club
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
Real Kashmir Football Clubが2017~2018年シーズンのインド2部リーグからの昇格クラブです。
※LAJONG TV Youtubeより(ハイライト映像)
外国籍選手枠
2018~2019年シーズンの「Iリーグ」の外国籍選手枠の編成は、以下の通りです。
登録枠6人(一般外国籍の選手6人)
出場枠6人(一般外国籍の選手6人)
2017~2018年シーズンも登録枠、出場枠共に6人で同じでしたが、内訳が一般外国籍の選手4人+アジア枠の選手2人でした。
この外国籍選手枠は2018~2019年シーズンからの新しいルールになります。
外国籍選手枠の編成
2018~2019年シーズンの「Iリーグ」の外国籍選手枠の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
Aizawl Football Club | 🇨🇮 | 🇱🇷 | 🇱🇷 | 🇳🇬 | 🇺🇬 | |
Chennai City Football Club | 🇮🇹 | 🇸🇰 | 🇪🇸 | 🇪🇸 | 🇪🇸 | 🇪🇸 |
Churchill Brothers FC | 🇧🇦 | 🇨🇮 | 🇱🇧 | 🇹🇹 | 🇹🇹 | 🇺🇬 |
East Bengal Football Club | 🇨🇷 | 🇲🇽 | 🇸🇳 | 🇪🇸 | 🇪🇸 | 🇪🇸 |
Gokulam Kerala Football Club | 🇬🇭 | 🇭🇹 | 🇳🇬 | 🇹🇹 | 🇹🇹 | |
Minerva Punjab Football Club | 🇨🇴 | 🇬🇭 | 🇪🇸 | 🇸🇾 | 🇺🇦 | |
Mohun Bagan Athletic Club | 🇨🇲 | 🇪🇬 | 🇭🇹 | 🇯🇵 | 🇳🇬 | 🇺🇬 |
NEROCA Football Club | 🇦🇺 | 🇧🇹 | 🇬🇶 | 🇯🇵 | 🇱🇷 | 🇳🇬 |
Real Kashmir Football Club | 🇬🇭 | 🇨🇮 | 🇨🇮 | 🇳🇬 | 🏴 | 🇿🇲 |
Shillong Lajong Football Club |
※シーズン終了時に在籍していた選手一覧のため、退団した選手は含んでいません。
外国籍選手枠の変更もあり、2017~2018年シーズンに比べアジアの国籍を持つ選手がかなり減りました。
日本国籍選手一覧
木脇 悠太(キノワキ ユウタ)選手【MF】、1991年生まれ
この投稿をInstagramで見る
※木脇選手のInstagramより
Mohun Bagan Athletic Club所属。大学を卒業後にポーランドとラトビアでプレー後、2015~2016年シーズンからインドでプレーしています。
遊佐 克美(ユサ カツミ)選手【MF,WG】、1988年生まれ
この投稿をInstagramで見る
※遊佐選手のInstagramより
NEROCA Football Club所属。サンフレッチェ広島ユースからトップチームに昇格し、ツエーゲン金沢、FC岐阜セカンドでプレー後、パラグアイ、2011~2012年シーズンからインドでプレーしています。
順位表
2018~2019年シーズンの「Iリーグ」の最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 負け | 引分 | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Chennai City Football Club(※①) | 20 | 13 | 4 | 3 | +20 | 43 | 2020年シーズンAFCチャンピオンズリーグの予選1回戦への出場権 |
2 | East Bengal Football Club | 20 | 13 | 3 | 4 | +17 | 42 | |
3 | Real Kashmir Football Club | 20 | 10 | 7 | 3 | +11 | 37 | |
4 | Churchill Brothers FC | 20 | 9 | 7 | 4 | +12 | 34 | |
5 | Mohun Bagan Athletic Club | 20 | 8 | 5 | 7 | −1 | 29 | |
6 | NEROCA Football Club | 20 | 7 | 5 | 8 | +1 | 26 | |
7 | Aizawl Football Club | 20 | 6 | 6 | 8 | −1 | 24 | |
8 | Indian Arrows | 20 | 6 | 3 | 11 | −9 | 21 | |
9 | Minerva Punjab Football Club | 20 | 4 | 6 | 10 | −9 | 18 | |
10 | Gokulam Kerala Football Club | 20 | 3 | 8 | 9 | −8 | 17 | |
11 | Shillong Lajong Football Club(※②) | 20 | 3 | 2 | 15 | −33 | 11 | 2019~2020年シーズンのインド2部リーグへ降格 |
※各クラブ、ホーム&アウェーの全20試合
※①:優勝したChennai City Football Clubは、2020年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの予選1回戦への出場権(敗退した場合、2020年シーズンAFCカップの本戦のグループステージに出場)が与えられます。
※②:第11位のShillong Lajong Football Clubは、2019~2020年シーズンのインド2部リーグへ降格しました。
まとめ
今回は2018~2019年シーズンの「Iリーグ』について解説しました。
人口の増加と共に経済の発展も著しいインド。サッカー人気も高く今後も発展していくと思います。
このブログを読んで少しでもインドのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
コメントを残す