こんにちは、ゆうたです。
みなさんも香港の100万ドルの夜景と1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。華やかな街のイメージが強い香港にもサッカーリーグが存在します。
今回はそんな香港1部リーグの2023-24年シーズンについて解説していきます。
参加クラブ
※Hong Kong premier league official Facebook pageより(香港プレミアリーグのバナー)
2023-24年シーズンの香港1部リーグは全国リーグとなっており、香港全土から以下の11クラブが参加しています。※英語表記で記載(()内は中国語のクラブ名)しています。
- Hong Kong Rangers FC(流浪足球會)
- Eastern Long Lions FT(東方龍獅足球隊)
- Kitchee SC(傑志體育會)
- Lee Man FC(理文足球會)
- Southern District FC(南區足球會)
- Resources Capital FC(晉峰足球會)
- Hong Kong FC(香港足球會)
- Hong Kong U-23
- Tai Po FC(大埔足球會)
- Sham Shui Po SA(深水埗體育會)
- North District FC(北區足球會)🆕
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
North District FCは、2022-23年シーズンの香港2部リーグ(First Division)から昇格してきました。
外国籍選手枠
2023-24年シーズンの香港1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠上限なし
出場枠5人(一般外国籍の選手4人+アジア枠の選手1人)
※出場枠は5人ですが、外国籍選手同士の交代(しかし、ピッチ上でプレーできるのは一般外国籍の選手4人+アジア枠の選手1人のルール)は可能で+1人の選手もベンチ入りすることができます。
※2021-22シーズンまでは、登録枠が6人でしたが上限なしに変更になりました。
外国籍選手枠の編成
2023-24年シーズンの香港1部リーグの外国籍選手枠の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kitchee SC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇦 | 🏴 | 🇦🇹 | 🇨🇳 | 🇨🇳 | 🇰🇷 | 🇹🇲 | 🇺🇿 | 🇳🇬🇲🇰 |
Hong Kong Rangers FC | 🇧🇷 | 🇬🇭 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇰🇷 | 🇰🇷 | 🇺🇦 | 🇯🇵🇰🇷🇰🇷🇲🇪🇳🇬 | |
North District FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇪🇸 | ||||||
Southern District FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇫🇷 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇳🇬 | ||||
Resources Capital FC | 🏴 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇰🇷 | 🇰🇷 | 🇰🇷 | 🇰🇷 | 🇳🇬 | 🇯🇵🇦🇺🇧🇷🇳🇵 | |||
Sham Shui Po SA | 🇷🇸 | 🇷🇸 | 🇰🇷 | 🇳🇴 | 🇨🇳 | 🇯🇵 | 🇮🇩 | 🇰🇪 | 🇺🇦🇹🇭🇹🇭🇯🇵 | |||
Tai Po FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇹🇼 | 🇰🇷 | |
Eastern Long Lions FT |
🇪🇸 | 🇪🇸 | 🇪🇸 | 🇰🇷 | 🏴 | 🇰🇬 | ||||||
Lee Man FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇦🇷 | 🇯🇵 | 🇪🇸 | 🇪🇪 | 🇳🇱 |
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(29) | 🇯🇵日本(12),🇰🇷韓国(9),🇨🇳中国(3),🇰🇬キルギス(1),🇮🇩インドネシア(1) 🇹🇲トルクメニスタン(1),🇺🇿ウズベキスタン(1),🇹🇼台湾(1) |
アフリカ(3) | 🇳🇬ナイジェリア(1),🇰🇪ケニア(1),🇬🇭ガーナ(1) |
北中米(0) | |
南米(24) | 🇧🇷ブラジル(23),🇦🇷アルゼンチン(1) |
ヨーロッパ(17) | 🇪🇸スペイン(5),🏴イングランド(2),🇷🇸セルビア(2),🇧🇦ボスニアヘルツェゴビナ(1),🇳🇴ノルウェー(1),🇳🇱オランダ(1), 🇺🇦ウクライナ(1),🇫🇷フランス(1),🏴スコットランド(1),🇪🇪エストニア(1),🇦🇹オーストリア(1) |
※退団した選手は含んでいません。
日本国籍選手一覧
川瀬 浩太(カワセ コウタ)選手
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※川瀬選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1992年11月8日生まれ
経歴:市立札幌藻岩高 – 拓殖大学 – Wollongong United FC(オーストラリア) – Wollongong Wolves FC(オーストラリア) – Bonnyrigg White Eagles FC(オーストラリア) – Ceres–Negros FC(フィリピン) – UiTM FC(マレーシア) – Dreams FC(香港) – Southern District FC(香港)
Southern District FC所属。拓殖大学を卒業後、オーストラリア、フィリピン、マレーシアでプレーし、2018~2019年シーズンの後期からDreams FCに移籍し、2019~2020年シーズンからSouthern District FCでプレーしています。
佐々木 周(ササキ シュウ)選手
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※佐々木選手のInstagramより
ポジション:FW/MF
生年月日:1991年2月12日生まれ
経歴:奈良育英高校 – 関西大学 – Marconi Stallions Football Club(オーストラリア) – Blacktown Spartans Football Club(オーストラリア) – Global Football Club(フィリピン) – Hong Kong Rangers Football Club(香港) – TSW Pegasus FC(香港) – Southern District FC(香港)
Southern District FC所属。関西大学を卒業後、オーストラリア、フィリピンでプレーし、2017~2018年シーズンの後期からRangers Football Clubに移籍し、2018~2019年シーズンからPegasus FC所属しました。2019〜2020年シーズン後期からSouthern District Recreation & Sports Assn Ltdに移籍しました。
冨樫 凌央(トガシ リョオ)選手
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※冨樫選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1997年4月4日生まれ
経歴:東京ヴェルディユース – 桐蔭横浜大学 – ブリオベッカ浦安 – Cebu FC(フィリピン) – Southern District FC(香港)
Southern District FC所属(後期)。
林 遼太(ハヤシ リョウタ)選手
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※林選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1993年10月18日生まれ
経歴:法政大学第二高校 – 法政大学 – Angkor Tiger FC(カンボジア) – Sea Hawks SC(スリランカ) – Hong Kong Rangers FC(香港)
Hong Kong Rangers FC所属。法政大学を卒業後、カンボジア、スリランカでプレーし、2021年から香港でプレーしています。
神田 夢実(カンダ ユメミ)選手
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※神田選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1994年9月14日生まれ
経歴:コンサドーレ札幌U-18 – コンサドーレ札幌 – SC相模原 – コンサドーレ札幌 – 愛媛FC – 東京23FC – YSCC横浜 – Hong Kong Rangers FC(香港)
Hong Kong Rangers FC所属。元U-16.17日本代表。
岡本 玲仁(オカモト アキト)選手
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※岡本選手のInstagramより
ポジション:MF/WG
生年月日:1998年4月28日生まれ
経歴: 金光大阪高校 – 立命館大学 – Citizen(香港) – Hong Kong Rangers FC(香港)
Hong Kong Rangers FC所属。
林堂 眞(リンドウ マコト)選手
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※林堂選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1989年11月21日生まれ
経歴: 習志野高校 – 駒澤大学 – ヴァンフォーレ甲府 – ガイナーレ鳥取 – ヴァンフォーレ甲府 – 愛媛FC – カターレ富山 – Hong Kong Rangers FC(香港)
Hong Kong Rangers FC所属(後期)。
上形 洋介(カミガタ ヨウスケ)選手
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※上形選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1992年9月25日生まれ
経歴: 早稲田実高校 – 早稲田大学 – Vファーレン長崎 – 栃木SC – Vファーレン長崎 – 栃木SC – ヴァンラーレ八戸 – ギラヴァンツ北九州 – Hong Kong Rangers FC(香港)
Hong Kong Rangers FC所属(後期)。
立花 稜也(タチバナ リョウヤ)選手
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※立花選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1996年4月4日生まれ
経歴:岐阜工業高校 – FK Cetinje(モンテネグロ) – FK Otrant-Olympic Ulcinj(モンテネグロ) – OFK Petrovac(モンテネグロ) – Lee Man(香港)
Lee Man所属。
小田倉 康太(オダクラ コウタ)選手
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※小田倉選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1995年10月30日生まれ
経歴:桐蔭学園高校 – 青山学院大学 – 東京武蔵野シティ – Woonona FC(オーストラリア) – NWS Spirit(オーストラリア) – Sham Shui Po(香港)
Sham Shui Po所属(後期)。
梅田 小太郎(ウメダ コタロウ)選手
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※梅田選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1998年2月15日生まれ
経歴:Cleveland Internationals(アメリカ) – Louisville Cardinals men’s soccer(アメリカ) – Akron Zips
men’s soccer(アメリカ) – AFC Cleveland(アメリカ) – Cleveland SC(アメリカ) – Joinville(ブラジル) – GDU Torcatense(ポルトガル) – Pevidém S.C.(ポルトガル)- Joinville(ブラジル)- Blumenau(ブラジル) – Tormenta FC(アメリカ) – Michigan Stars FC(アメリカ) – Resources Capital FC(香港)
Resources Capital FC所属(後期)。
柴田 勇輝(シバタ ユウキ)選手
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※柴田選手のInstagramより
ポジション:WG
生年月日:1998年1月15日生まれ
経歴:尚志高校 – 大阪学院大学 – CD Tarancón(スペイン) – CD La Granja(スペイン) – FK Ibar Rožaje(モンテネグロ) – Michigan Stars FC(アメリカ) – Stumptown AC(アメリカ) – FC Tucson(アメリカ) – Club de Lyon(アメリカ)
– Albion San Diego(アメリカ) – Resources Capital FC(香港)
Resources Capital FC所属(後期)。
※前期のみ
岡村 晏登(オカムラ アント)選手
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※岡村選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1997年7月31日生まれ
経歴:八千代高校 – 市川SC – Chamchuri United(タイ) – Xaghra United FC(マルタ) – Swieqi United FC(マルタ) – Athletic 220 FC(モンゴル) – Rayong FC(タイ) – North Wellington FC(ニュージーランド) – Resources Capital FC(香港)
Resources Capital FC所属(前期)。
小池 晃広(コイケ アキヒロ)選手
ポジション:MF
生年月日:1998年11月17日生まれ
経歴:米沢中央高校 – 同志社大学 – FC Dziugas Telsiai(リトアニア) – Pattani FC(タイ) – Udon United(タイ) – FK Atmosfera Mazeikiai(リトアニア) – Sham Shui Po(香港)
Sham Shui Po所属(前期)。
※後期から加入後退団
和田 凌(ワダ リョウ)選手
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※和田選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1995年7月5日生まれ
経歴:ジェフユナイテッド千葉U-18 – 阪南大学 – FC琉球 – 鹿児島ユナイテッド – サガン鳥栖 – Brisbane Roar FC(オーストラリア) – サガン鳥栖 – レイラック滋賀 – サガン鳥栖 – – Hong Kong Rangers FC(香港)
Hong Kong Rangers FC所属(後期)。阪南大学を卒業後、FC琉球、鹿児島ユナイテッド、サガン鳥栖、オーストラリア、JFLのレイラック滋賀プレーし、2024年からKong Rangers FCに加入するも退団しています。
順位表
2023-24年シーズンの香港1部リーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Lee Man FC(※①) | 20 | 17 | 3 | 0 | +47 | 54 | 2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦への出場権 |
2 | Tai Po FC | 20 | 14 | 4 | 2 | +29 | 46 | |
3 | Eastern Long Lions FT(※①) | 20 | 14 | 4 | 2 | +36 | 46 | 2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦への出場権 |
4 | Kitchee SC | 20 | 14 | 3 | 3 | +45 | 45 | |
5 | Southern District FC | 20 | 10 | 4 | 6 | +20 | 34 | |
6 | Hong Kong Rangers FC | 20 | 8 | 0 | 12 | +7 | 24 | |
7 | Hong Kong FC | 20 | 5 | 3 | 12 | −33 | 18 | |
8 | North District FC | 20 | 5 | 3 | 12 | −16 | 18 | |
9 | Sham Shui Po SA(※②) | 20 | 3 | 3 | 14 | -34 | 12 | 2024-25年シーズン香港2部リーグに降格 |
10 | Hong Kong U-23(※③) | 20 | 2 | 3 | 12 | -59 | 9 | リーグの規定によりリーグから脱退 |
11 | Resources Capital FC(※②) | 20 | 1 | 4 | 15 | -42 | 7 | 2024-25年シーズン香港2部リーグに降格 |
※各クラブホーム&アウェーの全20試合。
※①:優勝したLee Man FCと第3位のEastern Long Lions FTには、2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。
※②:第9位のSham Shui Po SAと第11位のResources Capital FCには、2024-25年シーズン香港2部リーグに自動降格しました。
※③:第10位のHong Kong U-23は、リーグの規定によりリーグから脱退しました。
まとめ
今回は2023-24年シーズンの香港1部リーグについて解説しました。
2012年から3シーズン日本のJリーグの横浜FCが運営権を持つクラブ(現在も香港2部リーグでクラブは存続している)があった影響もあり今まで30人以上の日本国籍選手がプレーしてきた香港リーグ。
このブログを読んで少しでも香港のサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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