こんにちは、ゆうたです。
世界で最も人口密度の高い国の1つであると言われるバングラデシュ。そんなバングラデシュにもサッカーリーグが存在します。
今回はそのバングラデシュ1部リーグ(Bangkadesh Premier League)の2022-23年シーズンについて解説していきます。
参加クラブ
2022-23年シーズンのバングラデシュ1部リーグは全国リーグとなっており、バングラデシュ全土から以下の11クラブが参加しています。
- AFC Uttara🆕
- Bangladesh Police FC
- Bashundhara Kings
- Chittagong Abahani Ltd
- Dhaka Abahani Ltd
- Dhaka Mohammedan SC Ltd
- Fortis FC🆕
- Sheikh Jamal DC
- Muktijoddha Sangsad KC
- Rahmatganj MFS
- Sheikh Russel KC
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
AFC UttaraとFortis FCが2021-22年シーズンバングラデシュ2部リーグからの昇格クラブです。
2021-22年シーズンまで在籍していたSaif SCが解散したため、11クラブでの開催となります。
外国籍選手枠
2022-23年シーズンのバングラデシュ1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠5人(一般外国籍の選手4人)
出場枠4人(一般外国籍の選手4人)
2021-22年シーズンは、登録枠、出場枠共に4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)だったので、2022-23年シーズンから新しくできたルールです。
※2017-18年シーズンは、登録枠、出場枠共に3人(一般外国籍の選手3人)でした。
外国籍選手枠の編成
2022-23年シーズンのバングラデシュ1部リーグの外国籍選手枠の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 前期/後期 | 1 | 2 | 3 | 4 | アジア |
---|---|---|---|---|---|---|
前期 | 🇦🇴 | 🇳🇬 | 🇨🇴 | 🇯🇵 | 🇰🇬 | |
後期 | 🇲🇱 | 🇨🇴 | 🇷🇺 | |||
Bangladesh Police FC | 前期 | 🇨🇴 | 🇵🇦 | 🇻🇪 | 🇰🇬 | 🇮🇷 |
後期 | 🇨🇴 | 🇺🇿 | ||||
Bashundhara Kings | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇺🇿 | 🇮🇷 |
後期 | ||||||
Chittagong Abahani Ltd | 前期 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇨🇮 | – | 🇺🇿 |
後期 | 🇪🇬 | |||||
Dhaka Abahani Ltd | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇨🇷 | 🇳🇬 | 🇸🇾 |
後期 | 🇳🇬 | |||||
Dhaka Mohammedan SC Ltd | 前期 | 🇧🇷 | 🇲🇱 | 🇻🇪 | 🇮🇷 | 🇺🇿 |
後期 | 🇳🇬 | |||||
Fortis FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | – | 🇦🇫 |
後期 | 🇬🇲 | 🇬🇲 | ||||
Sheikh Jamal DC | 前期 | 🇬🇲 | 🇵🇾 | 🇻🇨 | 🇺🇿 | 🇺🇿 |
後期 | ||||||
Muktijoddha Sangsad KC | 前期 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇧🇮 | 🇿🇼 | 🇯🇵 |
後期 | ||||||
Rahmatganj MFS | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇨🇴 | 🇺🇿 | 🇹🇯 |
後期 | 🇳🇬 | 🇲🇱 | 🇺🇿 | |||
Sheikh Russel KC | 前期 | 🇳🇬 | 🇨🇮 | 🇨🇩 | – | 🇺🇿 |
後期 | 🇳🇬 | 🇦🇺 |
※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
※後期の空白は前期からプレーした選手が1シーズン通してプレー。・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(17) | 🇺🇿ウズベキスタン(9),🇰🇬キルギス(2),🇮🇷イラン(1),🇯🇵日本(1),🇸🇾シリア(1), 🇦🇫アフガニスタン(1),🇹🇯タジキスタン(1),🇦🇺オーストラリア(1) |
アフリカ(21) | 🇳🇬ナイジェリア(11),🇬🇲ガンビア(3),🇲🇱マリ(2),🇨🇮コートジボワール(1), 🇧🇮ブルンジ(1),🇿🇼ジンバブエ(1),🇪🇬エジプト(1),🇬🇳ギニア(1) |
北中米(2) | 🇨🇷コスタリカ(1),🇻🇨セントビンセント及びグレナディーン諸島(1) |
南米(12) | 🇧🇷ブラジル(6),🇨🇴コロンビア(3),🇻🇪ベネズエラ(2),🇵🇾パラグアイ(1) |
ヨーロッパ(1) | 🇷🇺ロシア(1) |
日本国籍選手一覧
大谷 壮馬(オオタニ ソウマ)選手
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※大谷選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1990年7月25日生まれ
経歴:初芝橋本高校 – 桃山学院大学 – FK Berane(モンテネグロ) – FK Slavija Sarajevo(ボスニアヘルツェゴビナ) – FK Berane(モンテネグロ) – Pattaya FC(タイ) – Krung Thonburi FC(タイ) – Lao Toyota FC(ラオス) – Khaan Khuns-Erchim FC(モンゴル)- National Police Commissary FC(カンボジア) – Muktijoddha SKC(バングラデシュ)
Muktijoddha SKC所属。桃山学院大学を卒業後、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナ、タイ、ラオス、モンゴル、カンボジアでプレーし2021年からバングラデシュでプレーしています。
※前期のみ
中村 玲央(ナカムラ レオ)選手
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※中村選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1990年5月5日生まれ
経歴:立正大学淞南高校 – 神戸国際大学 – 九州総合スポーツカレッジ – FC大阪 – Western Phnom Penh FC(カンボジア) – Asia Euro United(カンボジア) – Lanexang United FC(ラオス) – VSV United(ラオス) – Erchim FC(モンゴル)- George Telegraph SC(インド) – Shan United FC(ミャンマー) – Himalayan Sherpa Club(ネパール) – AFC Uttara(バングラデシュ)
AFC Uttara所属(前期)。
順位表
2022~2023年シーズンのバングラデシュ1部リーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Bashundhara Kings(※①) | 20 | 18 | 1 | 1 | +38 | 55 | 2023~2024年シーズンAFCチャンピオンズリーグの予選への出場権 |
2 | Dhaka Abahani Ltd(※②) | 20 | 12 | 4 | 4 | +27 | 40 | 2023~2024年シーズンAFCカップの予選への出場権 |
3 | Bangladesh Police FC | 20 | 10 | 5 | 5 | +18 | 35 | |
4 | Dhaka Mohammedan SC Ltd | 20 | 9 | 5 | 6 | +17 | 32 | |
5 | Sheikh Russel KC | 20 | 8 | 6 | 6 | +3 | 30 | |
6 | Sheikh Jamal DC | 20 | 5 | 9 | 6 | -7 | 24 | |
7 | Fortis FC | 20 | 5 | 8 | 7 | -2 | 23 | |
8 | Chittagong Abahani Ltd | 20 | 4 | 9 | 7 | −9 | 21 | |
9 | Rahmatganj MFS | 20 | 4 | 7 | 9 | −16 | 19 | |
10 | Muktijoddha Sangsad KC(※③) | 20 | 4 | 3 | 13 | −23 | 15 | 2023~2024年シーズンのバングラデシュ2部リーグに降格 |
11 | AFC Uttara(※③) | 20 | 0 | 5 | 15 | −46 | 5 |
※各クラブ、ホーム&アウェイの全20試合。
※①:優勝したBashundhara Kingsには、2023~2024年シーズンAFCチャンピオンズリーグの予選(プレーオフラウンド)への出場権が与えられます。敗戦し場合、AFCカップの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。
※②:第2位のDhaka Abahani Ltdは、2023~2024年シーズンAFCカップの予選(プレーオフラウンド)への出場権が与えられます。
※③:第10位のMuktijoddha Sangsad KCと第11位のAFC Uttaraは、2023~2024年シーズンのバングラデシュ2部リーグに自動降格しました。
まとめ
今回は2022-23年シーズンのバングラデシュ1部リーグについて解説しました。
2018~2019年シーズンからアジア枠も新設されたバングラデシュリーグ。日本人選手にとってチャンスの多い国の1つだと言えます。
このブログを読んで少しでもバングラデシュのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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