【インドネシア1部リーグ】2023-24年シーズンリーガ1

こんにちは、ゆうたです。

インドネシアは近年、人口増加とともに急激な経済発展を遂げてきていて、勢いのある国のひとつだと言えます。そんなインドネシアのサッカーリーグですがサポーターが東南アジアの国々の中でも飛び抜けて熱いと有名で、ぼく自身プレーしてみたいリーグのひとつです。

今回は、そのインドネシア1部リーグ(Liga 1)の2023-24シーズンについて解説していきます。

参加クラブ


※Liga 1 Official Facebook Pageより(第1節の対戦カード)

2023-24年シーズンのインドネシア1部リーグはインドネシア全土から18クラブが参加しています。

※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。

2022-23年シーズンのインドネシア2部リーグが中止になったっため、昇格クラブはありません。

【インドネシア1部リーグ】2022~2023年シーズンリーガ1

外国籍選手枠

2023-24年シーズンのインドネシア1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。

登録枠6人(一般外国籍の選手5人+東南アジア枠の選手1人)

出場枠6人(一般外国籍の選手5人+東南アジア枠の選手1人)

2022-23シーズンのインドネシア1部リーグは、AFC(アジアサッカー協会)の外国籍選手のルールである”3+1”(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)と同じルールでした。


※Indosiar Official Youtubeより

外国籍選手枠の編成

2023-24年シーズン終了時のインドネシア1部リーグの各クラブの外国籍選手の編成です。

※あくまで個人的に集めた情報での数字です。

クラブ 前期/後期 1 2 3 4 5 東南アジア 退団した選手
Arema FC
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇦🇷 🇲🇱 🇦🇺 🇵🇭
後期 🇨🇴 🇧🇴
Bali United FC
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇨🇲 🇵🇸 🇹🇭 🇮🇶
後期
PS Barito Putera
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇲🇱 🇵🇭 🇵🇭
後期 🇧🇷
Bhayangkara FC
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇺🇾 🇦🇫 🇵🇭
後期 🇧🇷 🇦🇷 🇧🇪 🇸🇬
Borneo FC
前期 🇧🇷 🇦🇷 🇳🇱 🇵🇹 🇯🇵 🇲🇲 🇧🇷
後期 🇳🇱
Dewa United FC 前期 🇧🇷 🇲🇰 🇳🇱 🇬🇷 🇱🇧 🇲🇾
後期 🇵🇭
Madura United FC
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇲🇽 🇸🇬
後期 🇧🇷 🇧🇷
Persebaya Surabaya
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇵🇹 🇷🇸 🇯🇵 🇸🇬
後期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷
Persib Bandung
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇬🇦 🇳🇱 🇪🇸 🇵🇭(🇯🇵) 🇪🇸
後期 🇮🇹 🇵🇭
Persija Jakarta
前期 🇨🇿 🇭🇷 🇵🇱 🇯🇵 🇵🇭
後期 🇧🇷
Persik Kediri
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇵🇹 🇳🇵 🇵🇭
後期 🇵🇹
Persikabo 1973 前期 🇧🇷 🇧🇷 🇨🇻 🇷🇸 🇯🇵 🇵🇭
後期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇨🇦 🇲🇲 🇫🇷
Persis Solo 前期 🇧🇷 🇦🇷 🇲🇱 🇪🇸 🇪🇸 🇵🇭
後期 🇯🇵
Persita Tangerang
前期 🇦🇷 🇦🇷 🇦🇷 🇺🇿 🇰🇷 🇵🇭
後期 🇵🇹
PSIS Semarang
前期 🇧🇷 🇧🇷 🇵🇹 🇫🇷 🇯🇵 🇹🇱
後期
PSM Makassar
前期 🇧🇷 🇨🇻 🇳🇱 🇵🇹 🇯🇵 🇵🇭
後期 🇧🇷 🇺🇸 🇹🇱
PSS Sleman
前期 🇧🇷 🇦🇷 🇺🇦 🇱🇧 🇯🇵 🇵🇭
後期   🇧🇮 🇸🇸
RANS Cilegon FC 前期 🇦🇴 🇵🇹 🇵🇹 🇵🇹 🇯🇵 🇵🇭
後期

※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
※後期の空白は前期からプレーした選手が1シーズン通してプレー。

・地域別外国籍選手数

地域
アジア(31) 🇵🇭フィリピン(11),🇯🇵日本(6),🇱🇧レバノン(2),🇸🇬シンガポール(2),
🇲🇲ミャンマー(2),🇹🇱東ティモール(2),🇵🇸パレスチナ(1),🇺🇿ウズベキスタン(1)
🇳🇵ネパール(1),🇰🇷韓国(1),🇹🇭タイ(1),🇦🇺オーストラリア(1),
アフリカ(6) 🇲🇱マリ(1),🇨🇻カーボベルデ(1),🇨🇲カメルーン(1),🇦🇴アンゴラ(1),🇧🇮ブルンジ(1),🇸🇸南スーダン(1)
北中米(3) 🇲🇽メキシコ(1),🇨🇦カナダ(1),🇺🇸アメリカ(1)
南米(43) 🇧🇷ブラジル(34),🇦🇷アルゼンチン(7),🇺🇾ウルグアイ(1),🇨🇴コロンビア(1)
ヨーロッパ(22) 🇵🇹ポルトガル(8),🇳🇱オランダ(3),🇪🇸スペイン(2),🇷🇸セルビア(1),🇫🇷フランス(1),🇮🇹イタリア(1),
🇨🇿チェコ(1),🇲🇰マケドニア(1),🇬🇷ギリシャ(1),🇭🇷クロアチア(1),🇧🇪ベルギー(1),🇵🇱ポーランド(1)

日本国籍選手一覧

丸川 太誠(マルカワ タイセイ)選手

 

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※丸川選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1997年1月30日生まれ
経歴:広島皆実高校 – 中央大学 – Senglea Athletic FC(マルタ) – Valletta FC(マルタ) – FC Noah Jurmala(ラトビア) – Persebaya Surabaya(インドネシア) – PSIS Semarang(インドネシア)
PSIS Semarang所属。中央大学を卒業後、マルタ、ラトビアでプレーし、2021年からインドネシアでプレーしています。

廣瀬 慧(ヒロセ ケイ)選手

ポジション:MF
生年月日:1995年11月20日生まれ
経歴:前橋育英高 – 専修大学 – VfR Fischeln(ドイツ) – VfR Fischeln II(ドイツ) – FC Kray(ドイツ) – TV Jahn HiesfeldⅡ(ドイツ) – TV Jahn Hiesfeld(ドイツ) – Lija Athletic FC(マルタ) – Mosta FC(マルタ) – Persela Lamongan(インドネシア)- Johor Darul Ta’zim F.C. II(マレーシア) – Borneo FC(インドネシア)
Borneo FC所属。ドイツ、マルタ、インドネシア、マレーシアでプレー後、2021年シーズンからBorneo FCでプレーしています。

南部 健造(ナンブ ケンゾウ)選手

※南部選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1992年8月22日生まれ
経歴:東京Vユース – 中京大学 – カターレ富山 – ブリオベッカ浦安 – FC大阪 – Kasetsart FC(タイ) – MOF Customs United FC(タイ) – Uthai Thani FC(タイ) – Nakhonpathom United FC(タイ)- Rayong FC(タイ) – PSM Makassar(インドネシア)
PSM Makassar所属。中京大学を卒業後、日本のJリーグのカターレ富山、JFLのブリオベッカ浦安、FC大阪、タイでプレーし、2022年からインドネシアリーグでプレーしています。

山本 奨(ヤマモト ショウ)選手

 

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※山本選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1996年11月12日生まれ
経歴:武南高校 – FK Cetinje(モンテネグロ) – Rudar Pljevlja(モンテネグロ) – OFK Petrovac(モンテネグロ) – FK Spartak Subotica(セルビア) – FK Iskra Danilovgrad(モンテネグロ) – FK Spartak Subotica(セルビア) – FK Iskra Danilovgrad(モンテネグロ) – Persebaya Surabaya(インドネシア) – PERSIS Solo(インドネシア)
Persebaya Surabaya(前期)、PERSIS Solo(後期)所属。

丸岡 満(マルオカ ミツル)選手

 

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※丸岡選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1996年1月6日生まれ
経歴:セレッソ大阪U-18 – セレッソ大阪 – Borussia Dortmund(ドイツ) – Borussia DortmundⅡ(ドイツ)- セレッソ大阪 – V・ファーレン長崎 – セレッソ大阪 – レノファ山口 – セレッソ大阪 – BG Pathum United FC(タイ) – Gimpo FC(韓国) – RANS Nusantara FC(インドネシア)
RANS Nusantara FC所属。U-17,18日本代表経験あり。

松村 亮(マツムラ リョウ)選手

※松村選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1994年6月15日生まれ
経歴:ヴィッセル神戸U-18 – ヴィッセル神戸 – 栃木SC – ヴィッセル神戸 – 徳島ヴォルティス – ヴィッセル神戸 – AC長野パルセイロ – Rayong FC(タイ) – Chiangmai FC(タイ) – BG Pathum Unite FC(タイ) – Police Tero FC(タイ) – Persis Solo(インドネシア) – Persija Jakarta(インドネシア)
Persija Jakarta所属。ヴィッセル神戸U-18からトップチームに昇格し、栃木SC、徳島ヴォルティス、AC長野パルセイロでプレーし、2019年からタイリーグでプレーしています。U-16,17日本代表経験あり。

※前期のみ

佐野 渓(サノ ケイ)選手

 

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※佐野選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1992年4月3日生まれ
経歴:愛工大名電高校 – 愛知学院大学 – St. Andrews FC(マルタ) – Sirens FC(マルタ) – PSS Sleman(インドネシア)
PSS Sleman所属(前期)。愛知学院大学を卒業後、一度は一般企業に就職するもマルタでプロサッカー選手になり、2023年からインドネシアでプレーしています。

山﨑 海秀(ヤマザキ カイシュウ)選手

 

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※山崎選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1997年6月12日生まれ
経歴:柏レイソルU-18 – SV Darmstadt 98 U-19(ドイツ) – いわきFC – アルビレックス新潟シンガポール – Lion City Sailors FC(シンガポール) – Hougang United FC(シンガポール)- Mosta FC(マルタ) – Persikabo 1973(インドネシア)
Persikabo 1973所属(前期)。柏レイソルU-18、ドイツ、いわきFC、シンガポール、マルタでプレー後、2023年からインドネシアでプレーしています。

順位表

2023-24年シーズンのインドネシア1部リーグの最終順位は以下の通りです。

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Borneo FC(※①) 34 21 7 6 +21 70 2024-25年シーズンの東南アジアクラブチャンピオンシップの本戦への出場権
2 Persib Bandung 34 16 14 4 +27 62
3 Bali United FC 34 17 7 10 +12 58
4 Madura United FC 34 15 10 9 +13 55
↑4位以上がチャンピオンシリーズへ↑
5 Dewa United FC 34 14 12 8 +11 54
6 PSIS Semarang 34 15 8 11 +8 53
7 Persis Solo 34 14 8 12 +3 50
8 Persija Jakarta 34 12 12 10 +8 48
9 Persik Kediri 34 13 9 12 +3 48
10 PS Barito Putera 34 11 13 10 +3 46
11 PSM Makassar(※①) 34 11 11 12 +5 44 2024-25年シーズンの東南アジアクラブチャンピオンシップの本戦への出場権
12 Persebaya Surabaya 34 10 12 12 −13 42
13 PSS Sleman 34 19 12 13 −4 39
14 Persita Tangerang 34 10 9 15 −19 39
15 Arema FC 34 10 8 16 −18 38
16 RANS Cilegon FC(※②) 34 8 11 15 −16 35 2024-25年シーズンインドネシア2部リーグに降格
17 Bhayangkara FC(※②) 34 5 11 18 −14 26
18 Persikabo 1973(※②) 34 4 8 22 −30 20

※各クラブ、ホーム&アウェイの全34試合。

※①:優勝したBorneo FCと第11位のPSM Makassarは、2024-25年シーズンの東南アジアクラブチャンピオンシップ(2024−25 Shopee Cup)の本戦(グループステージ)への出場権を獲得しました。

※②:第16位のRANS Cilegon FC、第17位のBhayangkara FC、第18位のPersikabo 1973は、2024-25年シーズンインドネシア2部リーグに自動降格しました。

チャンピオンシリーズ

○準決勝

クラブ1 トータルスコア クラブ2 ファーストレグ セカンドレグ
Borneo FC 2-4 Madura United FC 0-1 2-3
Persib Bandung 4-1 Bali United FC 1-1 3-0

○3位決定戦

クラブ1 トータルスコア クラブ2 ファーストレグ セカンドレグ
Borneo FC 4-2 Bali United FC 0-0 4-2

○決勝

クラブ1 トータルスコア クラブ2 ファーストレグ セカンドレグ
Madura United FC(※④) 1-6 Persib Bandung(※③) 0-3 1-3

※③:優勝したPersib Bandungには、2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦(グループステージ)への出場権が与えられました。

※④:準優勝したMadura United FCには、2024-25年シーズンAFCチャレンジリーグの本戦(グループステージ)への出場権が与えられました。

まとめ

今回は2023-24年シーズンのインドネシア1部リーグについて解説しました。

たくさんの島で成り立っているインドネシアは、各クラブも様々な場所にあり飛行機での移動が多いと聞きます。乗り換えを繰り返し総移動時間10時間以上という場合もあるみたいです。

このブログを読んで少しでもインドネシアのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。

【インドネシア1部リーグ】2024-25年シーズンリーガ1

2 件のコメント

  • こんにちわ。私は高校までユースでサッカーしていて、インドネシアには仕事と学業で8年程住んでいたことがある者です。仕事でも、インドネシアと日本のサッカー交流に関わらせてもらったりしました。
    おもいがけずネットでこちらの記事を拝見し、とても詳しく書かれているのでびっくりするとともに、とても勉強させていただきました!またこのような記事を読むのを楽しみにしております!海外での選手生活楽しいことばかりでないと思いますが、頑張ってください、応援しています。

    • はじめまして。コメントありがとうございます。
      インドネシアに関わってらっしゃったのですね!僕自身、現地でプレーしたことも訪れたこともないので、いつかプレーしてみたいリーグの一つです!

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