こんにちは、ゆうたです。
近年、力をつけてきている東南アジアのサッカー。
日本のJリーグでも活躍するタイ出身の選手が増えてきました。
今回は、そのタイ1部リーグの2023-24年シーズンについて解説していきます。
参加クラブ
※Thai League Official Facebook Pageより(開幕戦の対戦カード)
2023-24年シーズンのタイ1部リーグはタイ全土から16クラブが参加しています。
- Bangkok United FC
- BG Pathum United FC
- Buriram United FC
- Chiangrai United FC
- Chonburi FC
- Khon Kaen United FC
- Lamphun Warriors FC
- Muangthong United FC
- Nakhon Pathom United FC🆕
- Police Tero FC
- Port FC
- PT Prachuap FC
- Ratchaburi Mitr Phol FC
- Sukhothai FC
- Trat FC🆕
- Uthai Thani FC🆕
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
Nakhon Pathom United FC、Trat FC、Uthai Thani FCが2022-23年シーズンタイ2部リーグからの昇格クラブです。
外国籍選手枠
2023-24年シーズンのタイ1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠9人(一般外国籍の選手5人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手3人)
出場枠不明
※Thai League Official Youtubeより(リーグ開幕前に開催された前シーズンのリーグチャンピオンとFAカップチャンピオンの試合)
外国籍選手枠の編成
2023-24年シーズンのタイ1部リーグの各クラブの外国籍選手の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 前期/後期 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | アジア | 東南アジア1 | 東南アジア2 | 東南アジア3 | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bangkok United FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇫🇷 | 🇱🇧 | – | 🇵🇸 | – | – | – | |
後期 | 🇧🇷 | ||||||||||
BG Pathum United FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇨🇷 | 🇭🇷 | – | 🇺🇿 | 🇸🇬 | 🇸🇬 | 🇸🇬 | |
後期 | 🇭🇷 | 🇫🇷 | |||||||||
Buriram United FC | 前期 | 🇬🇳 | 🇷🇸 | 🇸🇮 | 🇦🇿 | 🇮🇹 | 🇰🇷 | 🇲🇾 | – | – | |
後期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | – | 🇵🇭 | |||||||
Chiangrai United FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇷🇸 | 🇰🇷 | 🇰🇷 | ||||
後期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | |||||||||
Chonburi FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇨🇮 | 🇨🇲 | – | 🇰🇷 | 🇵🇭 | – | – | |
後期 | 🇧🇷 | ||||||||||
Khon Kaen United FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇫🇷 | 🇲🇶 | – | – | 🇰🇷 | 🇵🇭 | – | – | |
後期 | 🇪🇸 | 🇯🇵 | |||||||||
Lamphun Warriors FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇫🇷 | – | 🇸🇾 | 🇲🇲 | 🇵🇭 | – | |
後期 | 🇧🇷 | 🇵🇭 | |||||||||
Muangthong United FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇨🇲 | 🇷🇸 | – | – | – | – | – | – | |
後期 | 🇰🇷 | 🇯🇵 | |||||||||
Nakhon Pathom United FC | 前期 | 🇬🇭 | 🇳🇬 | 🇳🇬 | 🇮🇷 | – | 🇯🇵 | – | – | – | |
後期 | 🇧🇷 | 🇲🇲 | |||||||||
Port FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🏴 | 🇮🇶 | 🇯🇵 | – | – | – | |
後期 | 🇧🇷 | 🇮🇩 | |||||||||
PT Prachuap FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇸🇪 | – | 🇵🇸 | – | – | – | |
後期 | 🇰🇷 | 🇮🇩 | |||||||||
Police Tero FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇬🇭 | 🇬🇭 | 🇨🇮 | – | 🇰🇷 | 🇵🇭 | – | – | |
後期 | 🇨🇬 | 🇵🇸 | 🇰🇷 | ||||||||
Ratchaburi Mitr Phol FC |
前期 | 🇩🇿 | 🇨🇮 | 🇨🇻 | 🇲🇬 | – | 🇰🇷 | 🇲🇲 | 🇵🇭 | 🇧🇳 | |
後期 | 🇧🇷 | 🇪🇸 | 🇲🇬 | ||||||||
Sukhothai FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇸🇻 | 🇲🇬 | – | 🇯🇵 | – | – | – | |
後期 | 🇯🇵 | ||||||||||
Trat FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇮🇱 | – | – | 🇵🇸 | 🇵🇭 | – | – | |
後期 | 🇮🇱 | 🇰🇷 | 🇯🇵 | ||||||||
Uthai Thani FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇳🇬 | 🇮🇶 | – | 🇰🇷 | 🇲🇲 | 🇲🇲 | – | |
後期 | 🇰🇷 | – |
※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
※後期の空白は前期からプレーした選手が1シーズン通してプレー。
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(46) | 🇰🇷韓国(10),🇵🇭フィリピン(8),🇯🇵日本(7),🇲🇲ミャンマー(4),🇸🇬シンガポール(4),🇵🇸パレスチナ(3),🇮🇶イラク(2), 🇮🇩インドネシア(2),🇲🇾マレーシア(1),🇺🇿ウズベキスタン(1),🇮🇷イラン(1),🇸🇾シリア(1),🇧🇳ブルネイ(1),🇱🇧レバノン(1) |
アフリカ(13) | 🇲🇬マダガスカル(3),🇬🇭ガーナ(3),🇨🇲カメルーン(2),🇳🇬ナイジェリア(2),🇨🇮コートジボワール(1),🇬🇳ギニア(1),🇨🇬コンゴ共和国(1) |
北中米(2) | 🇸🇻エルサルバドル(1),🇨🇷コスタリカ(1) |
南米(32) | 🇧🇷ブラジル(32), |
ヨーロッパ(14) | 🇫🇷フランス(4),🇷🇸セルビア(3),🇮🇱イスラエル(2),🇪🇸スペイン(2), 🏴イングランド(1),🇲🇶マルティニーク(1),🇭🇷クロアチア(1) |
※退団した選手は含んでいません。
日本国籍選手一覧
新井 涼平(アライ リョウヘイ)選手
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※新井選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1990年11月3日生まれ
経歴:大宮アルディージャユース – 大宮アルディージャ – FC岐阜 – 大宮アルディージャ – FC岐阜 – 大宮アルディージャ – ギラヴァンツ北九州 – ヴァンフォーレ甲府 – Sukhothai FC(タイ)
Sukhothai FC所属。2022年からタイでプレーしています。
伊藤 卓(イトウ タク)選手
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※伊藤選手のInstagramより
ポジション:FW/MF
生年月日:1993年10月8日生まれ
経歴:ルーテル学院高校 – 日本経済大学 – SF Duren(ドイツ) – Alemannia Aachen(ドイツ) – VONDS市原FC – JL Chiangmai United FC(タイ) – Uttaradit FC(タイ) – Phitsanulok FC(タイ) – Phrae United FC(タイ) – Nakhonpathom United FC (タイ)
Nakhonpathom United FC所属。ドイツでプレー後、VONDS市原FCでプレーし、2017年からタイリーグでプレーしています。
志村 謄(シムラ ノボル)選手
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※志村選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1993年3月11日生まれ
経歴:埼玉平成高校 – JAPANサッカーカレッジ – FK Berane(モンテネグロ) – FK Mornar(モンテネグロ) – FK Bokelj(モンテネグロ) – FK Sutjeska Nikšić(モンテネグロ) – Spartak Subotic(セルビア) – FC町田ゼルビア – Spartak Subotic(セルビア) – Port FC(タイ)
Port FC所属。
菅沼 駿哉(スガヌマ シュンヤ)選手
ポジション:DF
生年月日:1990年5月17日生まれ
経歴:ガンバ大阪ユース – ガンバ大阪 – ロアッソ熊本 – ガンバ大阪 – ジュビロ磐田 – ガンバ大阪 – ジュビロ磐田 – 京都サンガFC – モンテディオ山形 – ガンバ大阪 – FC町田ゼルビア – Taichung Futuro(台湾) – Khon Kaen United FC(タイ)
Khon Kaen United FC所属(後期)。
大森 晃太郎(オオモリ コウタロウ)選手
ポジション:MF
生年月日:1992年4月28日生まれ
経歴:ガンバ大阪ユース – ガンバ大阪 – ヴィッセル神戸 – FC東京 – ジュビロ磐田 – Muangthong United FC(タイ)
Muangthong United FC所属(後期)。
堀越 大蔵(ホリコシ ダイゾウ)選手
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※堀越選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1996年9月14日生まれ
経歴:多摩大学目黒高校 – 東海大学 – アルビレックス新潟シンガポール – Kaya FC-Iloilo(フィリピン) – Trat FC(タイ)
Trat FC所属(後期)。東海大学を卒業後、アルビレックス新潟シンガポール、フィリピン、2024年シーズンからタイでプレーしています。
斎藤 怜音(サイトウ レオン)選手
ポジション:FW
生年月日:1999年4月16日生まれ
経歴:多摩大学目黒高校 – 静岡産業大学 – Santa Lucia FC(マルタ) – San Gwann FC(マルタ) - Songkhla FC(タイ) – Sukhothai FC(タイ)
Sukhothai FC所属(後期)。
順位表
2023-24年シーズンのタイ1部リーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Buriram United FC(※①) | 30 | 20 | 9 | 1 | +43 | 69 | 2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグエリートの本戦への出場権 |
2 | Bangkok United FC(※②) | 30 | 17 | 10 | 3 | +34 | 61 | 2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグエリートの予選への出場権 |
3 | Port FC(※③) | 30 | 16 | 9 | 5 | +35 | 57 | 2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦への出場権 |
4 | BG Pathum United FC(※④) | 30 | 15 | 9 | 6 | +21 | 54 | 2024-25年シーズンのShopee Cupの本戦への出場権 |
5 | Muangthong United FC(※③) | 30 | 16 | 4 | 10 | +19 | 42 | 2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦への出場権 |
6 | Ratchaburi Mitr Phol FC | 30 | 11 | 6 | 13 | +4 | 39 | |
7 | Uthai Thani FC | 30 | 9 | 8 | 13 | -16 | 35 | |
8 | Khon Kaen United FC | 30 | 8 | 11 | 11 | -14 | 35 | |
9 | Lamphun Warriors FC | 30 | 9 | 8 | 13 | -2 | 35 | |
10 | PT Prachuap FC | 30 | 8 | 10 | 12 | −6 | 34 | |
11 | Chiangrai United FC | 30 | 8 | 10 | 12 | −4 | 34 | |
12 | Nakhon Pathom United FC | 30 | 8 | 9 | 13 | −16 | 33 | |
13 | Sukhothai FC | 30 | 9 | 5 | 16 | −26 | 32 | |
14 | Chonburi FC(※⑤) | 30 | 7 | 9 | 14 | −19 | 30 | 2024-25年シーズンのタイ2部リーグに降格 |
15 | Police Tero FC(※⑤) | 30 | 7 | 7 | 16 | −29 | 28 | |
16 | Trat FC(※⑤) | 30 | 6 | 8 | 16 | −24 | 26 |
※各クラブ、ホーム&アウェーの全30試合
※①:優勝したBuriram United FCには、2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグエリートの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。
※②:第2位のBangkok United FCには、2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグエリートの予選(プレーオフステージ)への出場権が与えられます。
※敗戦した場合、2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦への出場権が与えられます。
※③:第3位のPort FCと第5位のMuangthong United FCには、2024-25年シーズンAFCチャンピオンズリーグ2の本戦への出場権が与えられます。
※ベトナムのクラブが参加辞退し、第4位のBG Pathum United FCも参加辞退したため、第5位のMuangthong United FCが参加します。
※④:第4位のBG Pathum United FCには、2024-25年シーズンのShopee Cupの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。
※⑤:第14位のChonburi FCと第15位のPolice Tero FCと第16位のLampang FCは2024-25年シーズンのタイ2部リーグに自動降格しました。
まとめ
今回は2023-24年シーズンのタイ1部リーグについて解説しました。
2010年代から急激に挑戦する日本国籍選手が増えたタイリーグですが、近年1部リーグでプレーする選手は減少傾向にあります。
それでもタイリーグでの日本国籍選手の需要は高く、2部リーグ以下(3部含む)では多くプレーしています。そんなタイリーグから今後も活躍する選手が増えてくると個人的には思っています。
このブログを読んで少しでもタイのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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