こんにちは、ゆうたです。
2003年シーズンまでのマレーシアリーグの1部と2部リーグは、Liga Perdana1(1部)とLiga Perdana2(2部)といリーグ名で開催されていましが、2004年シーズン以降は、現在と同じ形のマレーシアスーパーリーグ(1部)とマレーシアプレミアリーグ(2部)で開催されています。
※Liga Perdanaはマレー語でPremier League(プレミアリーグ)の意味
ぼく自身以前までマレーシプレミアリーグのことは、名前を聞くとイングランドプレミアリーグのイメージから1部リーグだと勘違いしていました。笑
ですが、現在はマレーシアの1部リーグではなく2部リーグという位置付けになっています。
また2021年シーズンから、Jリーグはもちろん日本代表でも活躍した本山雅志選手がマレーシアプレミアリーグ(2部)所属のKelantan United FCへの加入が発表となり、日本でもマレーシアリーグの注目が集まっています。
今回は、そのマレーシアプレミアリーグの2021年シーズンについて解説していきます。
元日本代表の本山選手が同じリーグのマレーシアプレミアリーグ(2部)のクラブに移籍!
— 鈴木 雄太🇲🇾Yuta Suzuki⚽️ (@yutarn20) December 30, 2020
2021年シーズンのマレーシアプレミアリーグについて書きました!
※現時点での情報です。
【マレーシア2部リーグ】2021年シーズンマレーシアプレミアリーグ https://t.co/q1Finvoqfr https://t.co/ToebcrWb4b
参加クラブ
※Malaysia Football league official Facebook pageより
2021年シーズンのマレーシプレミアリーグはマレーシア全土から以下の11クラブが参加しています。
- SKUAD PROJEK FAM-MSN🆕
- Johor Darul Ta’zim FCⅡ
- Kelantan FC(旧Kelantan FA)
- Kelantan United FC
- Kuching City FC(旧Kuching FA)
- Negeri Sembilan FC(旧Negeri Sembilan FA)
- Perak FC Ⅱ
- PDRM FC(旧PDRM FA)🆕
- Sarawak United FC
- Selangor FC 2
- Terengganu FC II
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
Royal Malaysia Police FCが2020年シーズンのマレーシアスーパーリーグからの降格クラブです。
SKUAD PROJEK FAM-MSNは、2021年シーズンから新しく参加するチームです。
※SKUAD PROJEK FAM-MSNは、マレーシアサッカー協会FAMと国家スポーツ評議会MSNが運営する国営サッカーアカデミーの出身者で構成されるチームで、20歳以下のマレーシア国籍選手のみで構成されています。
2021年シーズンからの民営化に伴い、クラブ名(クラブロゴも)が新しくなったクラブが多くあります。
Johor Darul Ta’zim FCⅡ、Terengganu FC II、Perak FC Ⅱ、Selangor FC 2の4クラブはマレーシアスーパリーグに所属する、Johor Darul Ta’zim F.C、Terengganu FC、Perak FC、Selangor FCのセカンドチームになり、順位次第で下部リーグへの降格はあっても、トップチームが所属する上位リーグ(この4クラブの場合はマレーシアスーパーリーグ)への昇格はできません。
【マレーシア1部リーグ】2020年シーズンマレーシアスーパーリーグ
【マレーシア2部リーグ】2020年シーズンマレーシアプレミアリーグ
外国籍選手枠
2021年シーズンのマレーシプレミアリーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)
出場枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)
マレーシアプレミアリーグは、マレーシアスーパーリーグと違い東南アジア出身選手の枠はありません。
※Malaysian Football League Official Youtubeより
外国籍選手枠の構成
2021年シーズンのマレーシプレミアリーグの各クラブの外国籍選手の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 前期/後期 | 1 | 2 | 3 | アジア | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|
Johor Darul Ta’zim FCⅡ |
前期 | 🇦🇷 | 🇦🇷 | 🇪🇸 | 🇯🇵 | |
後期 | 🇦🇺 | |||||
Kelantan FC |
前期 | 🇬🇷 | 🏴 | 🇪🇸 | 🇮🇩 | |
後期 | ||||||
Kelantan United FC |
前期 | 🇬🇲 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | |
後期 | ||||||
Kuching City FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇯🇵 | 🇧🇷 |
後期 | 🇳🇬 | |||||
Negeri Sembilan FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇨🇲 | 🇰🇷 | 🇧🇷 |
後期 | 🇧🇷 | 🇹🇬 | ||||
Perak FCⅡ |
前期 | 🇦🇷 | – | – | – | |
後期 | 🇫🇷 | 🇱🇧(🇧🇬) | 🇦🇷 | |||
PDRM FC |
前期 | 🇿🇼 | 🇳🇦 | 🇬🇭 | 🇯🇵🇧🇷 | |
後期 | 🇦🇷 | |||||
Sarawak United FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇳🇬 | 🇦🇺 | 🇰🇷 | |
後期 | ||||||
Selangor FC 2 |
前期 | 🇬🇭 | 🇬🇭 | – | 🇲🇲 | |
後期 | 🇬🇭 | |||||
Terengganu FC II |
前期 | 🇳🇦 | 🇬🇭 | 🇲🇪 | 🇯🇵 | 🇦🇷🇨🇮 |
後期 | 🇨🇮 |
※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(12) | 🇯🇵日本(7),🇰🇷韓国(2),🇦🇺オーストラリア(2),🇲🇲ミャンマー(1),🇮🇩インドネシア(1), 🇱🇧レバノン(1) |
アフリカ(11) | 🇬🇭ガーナ(5),🇳🇦ナミビア(2),🇬🇲ガンビア(1),🇳🇬ナイジェリア(2),🇨🇲カメルーン(1), 🇹🇬トーゴ(1) |
北中米(0) | |
南米(7) | 🇧🇷ブラジル(5),🇦🇷アルゼンチン(2) |
ヨーロッパ(6) | 🇪🇸スペイン(2),🏴イングランド(1),🇲🇪モンテネグロ(1),🇬🇷ギリシャ(1), 🇫🇷フランス(1) |
日本国籍選手一覧
本山 雅志(モトヤマ マサシ)選手
ポジション:MF
生年月日:1979年6月20日生まれ
経歴:東福岡高 – 鹿島アントラーズ – ギラヴァンツ北九州 – Kelamtan United FC(マレーシア)
Kelamtan United FC所属。元日本代表でJリーグの鹿島、北九州でプレー経験があります。
深井 脩平(フカイ シュウヘイ)選手
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※深井選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1993年7月20日生まれ
経歴:大宮アルディージャユース – 北陸大学 – ブラウブリッツ秋田 – いわてグルージャ盛岡 – ヴァンラーレ八戸 – いわてグルージャ盛岡 – Kelamtan United FC(マレーシア)
Kelamtan United FC所属。北陸大学を卒業後、日本のJリーグのブラウブリッツ秋田、いわてグルージャ盛岡、ヴァンラーレ八戸でプレーし、2021年からマレーシアでプレーしています。
谷川 由来(タニガワ ユウキ)選手
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※谷川選手のInstagramより
ポジション:MF/DF
生年月日:1997年4月21日生まれ
経歴:守山北高 – 京都産業大 – Kuching FA(マレーシア) – Kelamtan United FC(マレーシア)
Kelamtan United FC所属。京都産業大学を卒業後、2020年シーズンにKuching FAでプレーし、2021年シーズンからKelamtan United FCに移籍しました。
渡邉 将基(ワタナベ マサキ)選手
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※渡邊選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1986年12月2日生まれ
経歴:桂高 – 京都産業大 – サガン鳥栖 – 横浜FC – ギラヴァンツ北九州 – ヴァンフォーレ甲府 – FC岐阜 – ヴァンフォーレ甲府 – 横浜FC – Perlis FA(マレーシア) – FELDA United FC(マレーシア) – Kelantan FA(マレーシア) – Terengganu FC Ⅱ(マレーシア)
Terengganu FC Ⅱ所属。2018年シーズンはJ2リーグの横浜FCでプレーしており、2019年シーズンはマレーシアプレミアリーグのPerlis FAに完全移籍したもののクラブが財政上の問題で開幕後3試合でリーグから脱退しフリーに。その後すぐ、FELDA United FCと契約し、1シーズン、2020年シーズンからKelantan FAに移籍し1シーズンプレーし、2021年シーズンからTerengganu FC Ⅱに移籍しました。日本のJリーグの5クラブ(サガン鳥栖、横浜FC、ギラヴァンツ北九州、ヴァンフォーレ甲府、FC岐阜)でのプレー経験があります。
ブルーノ 鈴木(ブルーノ スズキ)選手
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※ブルーノ選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1990年5月20日生まれ
経歴:ガンバ大阪ユース – アルビレックス新潟 – FC町田ゼルビア – アルビレックス新潟 – アルビレックス新潟シンガポール – アルビレックス新潟 – アルビレックス新潟シンガポール – Home United(シンガポール) – Geylang International Football Club(シンガポール) – FC岐阜 – Negeri Sembilan FA(マレーシア) – Terengganu Football Club II(マレーシア) – Terengganu Football Club(マレーシア) – Terengganu Football Club II(マレーシア)- Royal Malaysia Police FC(マレーシア)
Royal Malaysia Police FC所属。2017年シーズンからマレーシアリーグでプレーしています。Negeri Sembilan FA、Terengganu FC Ⅱでプレーし2021年シーズンからRoyal Malaysia Police FCに移籍しました。日本のJリーグのアルビレックス新潟、FC岐阜とシンガポールリーグでプレーした経験豊富なストライカーです。
廣瀬 慧(ヒロセ ケイ)選手
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※廣瀬選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1995年11月20日生まれ
経歴:前橋育英高 – 専修大学 – VfR Fischeln(ドイツ) – VfR Fischeln II(ドイツ) – FC Kray(ドイツ) – TV Jahn HiesfeldⅡ(ドイツ) – TV Jahn Hiesfeld(ドイツ) – Lija Athletic FC(マルタ) – Mosta FC(マルタ) – Persela Lamongan(インドネシア)- Johor Darul Ta’zim F.C. II(マレーシア)
Johor Darul Ta’zim F.C. II所属。ドイツ、マルタ、インドネシアでプレー後、2020年シーズンからJohor Darul Ta’zim F.C. IIでプレーしています。
鈴木 雄太(スズキ ユウタ)
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ぼくです。笑 詳しくは、プロフィールをみてください。笑
プロフィール
順位表
2021年シーズンのマレーシアプレミアリーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Negeri Sembilan FC(※①②) | 20 | 12 | 5 | 3 | +17 | 41 | 2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグに昇格 2021年シーズンのマレーシアカップの出場権 |
2 | Sarawak United FC(※①②) | 20 | 11 | 5 | 4 | +23 | 38 | |
3 | Terengganu FC II | 20 | 9 | 8 | 3 | +19 | 35 | |
4 | Johor Darul Ta’zim FCⅡ | 20 | 9 | 7 | 4 | +18 | 34 | |
5 | Kuching City FC(※②) | 20 | 7 | 6 | 7 | 0 | 27 | 2021年シーズンのマレーシアカップの出場権 |
6 | Kelantan FC(※②) | 20 | 8 | 3 | 9 | −5 | 27 | |
7 | Kelantan United FC(※②) | 20 | 8 | 2 | 10 | −3 | 26 | |
8 | PDRM FC | 20 | 7 | 5 | 8 | −3 | 26 | |
9 | Selangor FC 2 | 20 | 5 | 9 | 6 | +1 | 24 | |
10 | Perak FCⅡ(※③) | 20 | 4 | 5 | 11 | −23 | 17 | 2022年シーズンのM3リーグへ降格 |
11 | SKUAD PROJEK FAM-MSN | 20 | 1 | 3 | 16 | −44 | 6 |
※同じリーグに同じクラブがプレーできない決まりのため、セカンドチーム(マレーシアスーパーリーグにトップチームをもつJohor Darul Ta’zim F.C.Ⅱ、Terengganu FC II、Selangor II、Perak FA Ⅱ)とSKUAD PROJEK FAM-MSNは昇格できません。
※①:優勝したNegeri Sembilan FCと第2位のSarawak United FCが2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグに自動昇格しました。
※②:セカンドチーム(Johor Darul Ta’zim F.C.Ⅱ、Terengganu FC II、Selangor II、Perak FA Ⅱ)とSKUAD PROJEK FAM-MSNを除く、上位5クラブ(Negeri Sembilan FC、Sarawak United FC、Kuching City FC、Kelantan FC、Kelantan United FC)がリーグ戦終了後に開催された2021年シーズンのマレーシアカップに出場しました。
※③:第10位のPerak FCⅡは、トップチームにあたるPerak FCがスーパーリーグからの降格が決まったため順位に関わらず、M3リーグ(3部)への降格が決定しました。
【2021年マレーシアカップ】Piala Malaysia 2021
まとめ
今回は2021年シーズンのマレーシアプレミアリーグについて解説してきました。
マレーシアプレミアリーグは、セカンドチームが参戦していたり結果次第で参加できるカップ戦(マレーシアカップとチャレンジカップ)が違ったりとかなり特殊なリーグだと個人的には思っています。
このブログを読んで少しでもマレーシアサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
マレーシアのサッカーについて
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