こんにちは、ゆうたです。
近年、力をつけてきている東南アジアのサッカー。日本ではタイ代表でコンサドーレ札幌所属のチャナティップ選手や横浜Fマリノス所属のティーラトン選手などタイ人選手の活躍もありタイリーグを知っている人はいると思います。
実は、J2のファジアーノ岡山(2022年シーズンはJ3のアスルクラロ沼津に期限付き移籍)にマレーシア出身の現U−23マレーシア代表の長身ストライカーのファディ選手が所属しています。
また2021年シーズンからJリーグはもちろん日本代表でも活躍した本山雅志選手がマレーシアプレミアリーグ(2部)所属のKelantan United FCへの加入が発表となり、日本でもマレーシアリーグの注目が集まっています。
今回は、そんなファディ選手もプレーした経験のあるマレーシアスーパーリーグの2022年シーズンについて解説していきます。
元日本代表の本山選手が同じリーグのマレーシアプレミアリーグ(2部)のクラブに移籍!
2021年シーズンのマレーシアプレミアリーグについて書きました!
※現時点での情報です。
【マレーシア2部リーグ】2021年シーズンマレーシアプレミアリーグ https://t.co/q1Finvoqfr https://t.co/ToebcrWb4b— 鈴木 雄太🇲🇾Yuta Suzuki⚽️ (@yutarn20) December 30, 2020
参加クラブ
※Malaysia Football league official Facebook pageより(参加クラブ一覧、、左側12クラブ)
2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグは全国リーグとなっており、マレーシア全土から以下の12クラブが参加しています。
- Johor Darul Ta’zim FC
- Kedah Darul Aman FC
- Kuala Lumpur City FC
- Melaka United FC
- Negeri Sembilan FC🆕
- Penang FC
- Petaling Jaya City FC
- Sabah FC
- Sarawak United FC🆕
- Selangor FC
- Sri Pahang FC
- Terengganu FC
Negeri Sembilan FC、Sarawak United FCが2021年シーズンのマレーシアプレミアリーグ(2部)からの昇格クラブになります。
2021年シーズンからの民営化に伴い、クラブ名(クラブロゴも)が新しくなったクラブが多くあります。
外国籍選手枠
2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠5人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手1人)
出場枠5人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手1人)
2017年シーズンまでは、登録・出場枠共に4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)でしたが、2018年シーズンから新たに東南アジア枠が増設されています。
※Malaysian Football League Official Youtubeより(最終節のハイライト、Johor Darul Ta’zim FCvsSabah FC)
外国籍選手枠の編成
2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグの各クラブの外国籍選手の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 前期/後期 | 1 | 2 | 3 | アジア | 東南アジア | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Johor Darul Ta’zim FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇦🇷 | 🇮🇹(🇦🇷) | 🇦🇺 | 🇵🇭(🇪🇸) | |
後期 | |||||||
Kedah Darul Aman FC | 前期 | 🇨🇮 | 🇨🇲 | 🇲🇩 | 🇰🇷 | 🇹🇭(🇩🇪) | |
後期 | 🇯🇴 | 🇹🇭 | |||||
Kuala Lumpur City FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇨🇴 | 🇨🇬 | 🇦🇺(🇮🇹) | 🇵🇭(🇩🇰) | |
後期 | 🇬🇭 | ||||||
Melaka United FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇬🇭 | 🇭🇹 | 🇧🇭(🇳🇬) | 🇵🇭(🇳🇱) | |
後期 | |||||||
Negeri Sembilan FC |
前期 | 🇧🇷 | 🇫🇷 | 🇹🇬 | 🇹🇯(🇬🇭) | 🇵🇭(🇸🇪) | |
後期 | 🇧🇷 | 🇵🇸(🇨🇱) | |||||
Penang FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇱🇧 | 🇵🇭(🇮🇹) | |
後期 | |||||||
Petaling Jaya City FC | 前期 | – | – | – | – | – | – |
後期 | |||||||
Sabah FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇯🇵 | 🇰🇷 | 🇮🇩 | |
後期 | 🇬🇼 | ||||||
Sarawak United FC | 前期 | 🇹🇬 | 🇳🇬 | 🇦🇷 | 🇰🇷 | 🇰🇭(🇫🇷) | |
後期 | |||||||
Selangor FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇯🇴 | 🇯🇴 | 🇸🇬 | |
後期 | |||||||
Sri Pahang FC | 前期 | 🇦🇷 | 🇫🇷 | 🇲🇱 | 🇯🇴 | 🇱🇦(🇫🇷) | |
後期 | 🇨🇴 | 🇺🇿 | 🇵🇭(🇩🇪) | ||||
Terengganu FC | 前期 | 🇸🇳 | 🇨🇮 | 🇱🇷 | 🇧🇭(🇳🇬) | 🇵🇭(🏴) | |
後期 |
※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
※後期の空白は前期からプレーした選手が1シーズン通してプレー。
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(24) | 🇵🇭フィリピン(7),🇯🇴ヨルダン(3),🇰🇷韓国(2),🇦🇺オーストラリア(2),🇹🇭タイ(2), 🇧🇭バーレーン(2),🇯🇵日本(1),🇵🇸パレスチナ(1),🇸🇬シンガポール(1), 🇱🇧レバノン(1),🇮🇩インドネシア(1),🇰🇭カンボジア(1),🇺🇿ウズベキスタン(1) |
アフリカ(11) | 🇨🇮コートジボワール(2),🇲🇱マリ(1),🇬🇭ガーナ(1),🇳🇬ナイジェリア(1),🇱🇷リベリア(1), 🇹🇬トーゴ(1),🇸🇳セネガル(1),🇨🇬コンゴ共和国(1),🇨🇲カメルーン(1),🇬🇼ギニアビサウ(1) |
北中米(1) | 🇭🇹ハイチ(1) |
南米(16) | 🇧🇷ブラジル(11),🇦🇷アルゼンチン(3),🇨🇴コロンビア(2) |
ヨーロッパ(3) | 🇫🇷フランス(1),🇲🇩モルドバ(1),🇮🇹イタリア(1) |
日本国籍選手一覧
加賀山 泰毅(カガヤマ タイキ)選手
この投稿をInstagramで見る
※加賀山選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1996年5月14日生まれ
経歴: JFAアカデミー福島U-18 – 関西大学 – Musan Salama(フィンランド) – KPV Kokkola(フィンランド) – FC Inter Turku(フィンランド) – Sabah FC(マレーシア)
Sabah FC所属。関西大学を卒業後、フィンランドでプレーし、2022年からマレーシアでプレーしています。
順位表
2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Johor Darul Ta’zim FC(※①) | 22 | 17 | 5 | 0 | +61 | 56 | 2023-24年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの本戦への出場権 |
2 | Terengganu FC(※②) | 22 | 14 | 2 | 6 | +19 | 44 | 2023-24年シーズンAFCカップの本戦への出場権 |
3 | Sabah FC(※②) | 22 | 13 | 3 | 6 | +10 | 42 | |
4 | Negeri Sembilan FC | 22 | 12 | 5 | 5 | +7 | 41 | |
5 | Selangor FC | 22 | 8 | 6 | 8 | +6 | 30 | |
6 | Kuala Lumpur City FC | 22 | 8 | 5 | 9 | -1 | 29 | |
7 | Sri Pahang FC | 22 | 8 | 4 | 10 | +2 | 28 | |
8 | Kedah Darul Aman FC | 22 | 8 | 3 | 11 | −9 | 27 | |
9 | Petaling Jaya City FC(※③) | 22 | 6 | 8 | 8 | −8 | 26 | リーグ脱退を発表 |
10 | Melaka United FC(※④) | 22 | 4 | 6 | 12 | −21 | 18 | 給料未払い問題によりライセンス未発行 |
11 | Sarawak United FC(※④) | 22 | 5 | 2 | 15 | −31 | 17 | |
12 | Penang FC | 22 | 2 | 5 | 15 | −23 | 11 |
※各クラブ、ホーム&アウェイの全22試合。
※2023年シーズンよりマレーシアリーグの大きな変革により、スーパーリーグのクラブ数を増やすために降格クラブはなしです。
※①:優勝したJohor Darul Ta’zim FCには、2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ (2022 AFC Champions League)の本戦(グループステージ)からの出場権が与えられています。
※②:第2位のTerengganu FCと第3位のSabah FCには、2023-24年シーズンAFCカップの本戦(グループステージ)への出場権が与えられています。
→本来は国内カップ戦(2022 Malaysia Cup)の優勝クラブに1枠割り振られるルールですが、優勝したJohor Darul Ta’zim FCがカップ戦でも優勝したため第3位のSabah FCに出場権が回ってきました。
※③:第9位のPetaling Jaya City FCは、2023年シーズンのマレーシアスーパーリーグからの脱退を発表しました。
※④:給料未払い問題により第10位のMelaka United FCと第11位のSarawak United FCは、ライセンスが発行されず、2023年シーズンのM3リーグに降格しました。
第10位のMelaka United FC以外の11クラブはマレーシアカップに出場します。
まとめ
今回は2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグについて解説しました。
2014年シーズンから8連覇を達成したJohor Darul Ta’zim F.C.。2022年シーズンは連覇を止めることができるクラブが出てくるのか、これから楽しみです。
このブログを読んで少しでもマレーシアのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
コメントを残す