【マレーシア1部リーグ】2022年シーズンマレーシアスーパーリーグ

こんにちは、ゆうたです。

近年、力をつけてきている東南アジアのサッカー。日本ではタイ代表でコンサドーレ札幌所属のチャナティップ選手や横浜Fマリノス所属のティーラトン選手などタイ人選手の活躍もありタイリーグを知っている人はいると思います。

実は、J2のファジアーノ岡山(2022年シーズンはJ3のアスルクラロ沼津に期限付き移籍)にマレーシア出身の現U−23マレーシア代表の長身ストライカーのファディ選手が所属しています。

また2021年シーズンからJリーグはもちろん日本代表でも活躍した本山雅志選手がマレーシアプレミアリーグ(2部)所属のKelantan United FCへの加入が発表となり、日本でもマレーシアリーグの注目が集まっています。

今回は、そんなファディ選手もプレーした経験のあるマレーシアスーパーリーグの2022年シーズンについて解説していきます。

参加クラブ


※Malaysia Football league official Facebook pageより(参加クラブ一覧、、左側12クラブ)

2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグは全国リーグとなっており、マレーシア全土から以下の12クラブが参加しています。

Negeri Sembilan FCSarawak United FCが2021年シーズンのマレーシアプレミアリーグ(2部)からの昇格クラブになります。

2021年シーズンからの民営化に伴い、クラブ名(クラブロゴも)が新しくなったクラブが多くあります。

【マレーシア1部リーグ】2021年シーズンマレーシアスーパーリーグ

【マレーシア2部リーグ】2021年シーズンマレーシアプレミアリーグ

外国籍選手枠

2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。

登録枠5人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手1人)

出場枠5人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手1人)

2017年シーズンまでは、登録・出場枠共に4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)でしたが、2018年シーズンから新たに東南アジア枠が増設されています。


※Malaysian Football League Official Youtubeより(最終節のハイライト、Johor Darul Ta’zim FCvsSabah FC

外国籍選手枠の編成

2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグの各クラブの外国籍選手の編成です。

※あくまで個人的に集めた情報での数字です。

クラブ 前期/後期 1 2 3 アジア 東南アジア 退団した選手
Johor Darul Ta’zim FC 前期 🇧🇷 🇦🇷 🇮🇹(🇦🇷) 🇦🇺 🇵🇭(🇪🇸)
後期
Kedah Darul Aman FC 前期 🇨🇮 🇨🇲 🇲🇩 🇰🇷 🇹🇭(🇩🇪)
後期 🇯🇴 🇹🇭
Kuala Lumpur City FC 前期 🇧🇷 🇨🇴 🇨🇬 🇦🇺(🇮🇹) 🇵🇭(🇩🇰)
後期 🇬🇭
Melaka United FC 前期 🇧🇷 🇬🇭 🇭🇹 🇧🇭(🇳🇬) 🇵🇭(🇳🇱)
後期
Negeri Sembilan FC
前期 🇧🇷 🇫🇷 🇹🇬 🇹🇯(🇬🇭) 🇵🇭(🇸🇪)
後期 🇧🇷 🇵🇸(🇨🇱)
Penang FC 前期 🇧🇷 🇧🇷 🇧🇷 🇱🇧 🇵🇭(🇮🇹)
後期
Petaling Jaya City FC 前期
後期
Sabah FC 前期 🇧🇷 🇧🇷 🇯🇵 🇰🇷 🇮🇩
後期 🇬🇼
Sarawak United FC 前期 🇹🇬 🇳🇬 🇦🇷 🇰🇷 🇰🇭(🇫🇷)
後期
Selangor FC 前期 🇧🇷 🇧🇷 🇯🇴 🇯🇴 🇸🇬
後期
Sri Pahang FC 前期 🇦🇷 🇫🇷 🇲🇱 🇯🇴 🇱🇦(🇫🇷)
後期 🇨🇴 🇺🇿 🇵🇭(🇩🇪)
Terengganu FC 前期 🇸🇳 🇨🇮 🇱🇷 🇧🇭(🇳🇬) 🇵🇭(🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿)
後期

※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
※後期の空白は前期からプレーした選手が1シーズン通してプレー。

・地域別外国籍選手数

地域
アジア(24) 🇵🇭フィリピン(7),🇯🇴ヨルダン(3),🇰🇷韓国(2),🇦🇺オーストラリア(2),🇹🇭タイ(2),
🇧🇭バーレーン(2),🇯🇵日本(1),🇵🇸パレスチナ(1),🇸🇬シンガポール(1),
🇱🇧レバノン(1),🇮🇩インドネシア(1),🇰🇭カンボジア(1),🇺🇿ウズベキスタン(1)
アフリカ(11) 🇨🇮コートジボワール(2),🇲🇱マリ(1),🇬🇭ガーナ(1),🇳🇬ナイジェリア(1),🇱🇷リベリア(1),
🇹🇬トーゴ(1),🇸🇳セネガル(1),🇨🇬コンゴ共和国(1),🇨🇲カメルーン(1),🇬🇼ギニアビサウ(1)
北中米(1) 🇭🇹ハイチ(1)
南米(16) 🇧🇷ブラジル(11),🇦🇷アルゼンチン(3),🇨🇴コロンビア(2)
ヨーロッパ(3) 🇫🇷フランス(1),🇲🇩モルドバ(1),🇮🇹イタリア(1)

日本国籍選手一覧

加賀山 泰毅(カガヤマ タイキ)選手

※加賀山選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1996年5月14日生まれ
経歴: JFAアカデミー福島U-18 – 関西大学 – Musan Salama(フィンランド) – KPV Kokkola(フィンランド) – FC Inter Turku(フィンランド) – Sabah FC(マレーシア)
Sabah FC所属。関西大学を卒業後、フィンランドでプレーし、2022年からマレーシアでプレーしています。

順位表

2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグの最終順位は以下の通りです。

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Johor Darul Ta’zim FC(※①) 22 17 5 0 +61 56 2023-24年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの本戦への出場権
2 Terengganu FC(※②) 22 14 2 6 +19 44 2023-24年シーズンAFCカップの本戦への出場権
3 Sabah FC(※②) 22 13 3 6 +10 42
4 Negeri Sembilan FC 22 12 5 5 +7 41
5 Selangor FC 22 8 6 8 +6 30
6 Kuala Lumpur City FC 22 8 5 9 -1 29
7 Sri Pahang FC 22 8 4 10 +2 28
8 Kedah Darul Aman FC 22 8 3 11 −9 27
9 Petaling Jaya City FC(※③) 22 6 8 8 −8 26 リーグ脱退を発表
10 Melaka United FC(※④) 22 4 6 12 −21 18 給料未払い問題によりライセンス未発行
11 Sarawak United FC(※④) 22 5 2 15 −31 17
12 Penang FC 22 2 5 15 −23 11

※各クラブ、ホーム&アウェイの全22試合。
※2023年シーズンよりマレーシアリーグの大きな変革により、スーパーリーグのクラブ数を増やすために降格クラブはなしです。

※①:優勝したJohor Darul Ta’zim FCには、2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ (2022 AFC Champions League)の本戦(グループステージ)からの出場権が与えられています。

※②:第2位のTerengganu FCと第3位のSabah FCには、2023-24年シーズンAFCカップの本戦(グループステージ)への出場権が与えられています。
→本来は国内カップ戦(2022 Malaysia Cup)の優勝クラブに1枠割り振られるルールですが、優勝したJohor Darul Ta’zim FCがカップ戦でも優勝したため第3位のSabah FCに出場権が回ってきました。

※③:第9位のPetaling Jaya City FCは、2023年シーズンのマレーシアスーパーリーグからの脱退を発表しました。

※④:給料未払い問題により第10位のMelaka United FCと第11位のSarawak United FCは、ライセンスが発行されず、2023年シーズンのM3リーグに降格しました。

第10位のMelaka United FC以外の11クラブはマレーシアカップに出場します。

まとめ

今回は2022年シーズンのマレーシアスーパーリーグについて解説しました。

2014年シーズンから8連覇を達成したJohor Darul Ta’zim F.C.。2022年シーズンは連覇を止めることができるクラブが出てくるのか、これから楽しみです。

このブログを読んで少しでもマレーシアのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。

【マレーシア1部リーグ】2023年シーズンマレーシアスーパーリーグ

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