こんにちは、ゆうたです。
みなさんも香港の100万ドルの夜景と1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。華やかな街のイメージが強い香港にもサッカーリーグが存在します。
今回はそんな香港1部リーグの2019~2020年シーズンについて解説していきます。
もくじ
参加クラブ
※Hong Kong premier league official Facebook pageより（2019~2020年シーズンの開幕戦の対戦カード）
2019~2020年シーズンの香港1部リーグは全国リーグとなっており、香港全土から以下の10クラブが参加しています。※英語表記で記載（()内は中国語のクラブ名）しています。
- Hong Kong Rangers Football Club🆕（流浪足球會）
- Eastern Long Lions Football Team（東方龍獅足球隊）
- Happy Valley Athletic Association Limited🆕（愉園體育會）
- Kitchee SC（傑志體育會）
- Hong Kong Pegasus FC（香港飛馬足球會）
- Lee Man FC（理文足球會）
- Southern District FC（南區足球會）
- Tai Po FC（大埔足球會）
- Yuen Long FC（元朗足球隊）
- R&F（富力（香港）足球有限公司）
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
Happy Valley Athletic Association LimitedとHong Kong Rangers Football Clubは、2018~2019年シーズンの香港2部リーグ（First Division）から昇格してきました。 R&Fは、中国スーパーリーグ（1部）に参加しているGuangzhou R&F Football Clubのサテライトチームとして香港1部リーグに参加しています。
外国籍選手枠
2019~2020年シーズンの香港1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠7人（一般外国籍の選手5人＋アジア枠の選手1人＋中国国籍の選手1人）
出場枠4人（一般外国籍の選手3人＋アジア枠の選手1人）
＊出場枠は4人ですが、外国籍選手同士の交代（しかし、ピッチ上でプレーできるのは一般外国籍の選手3人＋アジア枠の選手1人のルール）は可能なので残りの2人もベンチ入りすることができます。
R&Fは国外からの参加クラブですがこのシーズンからクラブのローカル化をし他のクラブと同様のルールになりました。
※Kitchee SC Official Youtubeより（対Happy Valley戦のハイライト）
外国籍選手枠の編成
2019~2020年シーズンの香港1部リーグの外国籍選手枠の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
| クラブ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | アジア | 中国国籍 | 退団した選手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Eastern Long Lions Football Team | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇹🇼 | 🇧🇷🇧🇷 | ||
| Happy Valley Athletic Association Limited | 🇧🇷 | 🇪🇸🇪🇸🇷🇸🇷🇸🇧🇦🇧🇷 | ||||||
| Kitchee SC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇪🇸 | 🇷🇸 | 🇰🇷 | 🇭🇺🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇪🇸 | |
| Lee Man FC | 🇧🇷 | 🇦🇷 | 🇫🇷 | 🇺🇦 | 🇵🇹 | 🇧🇷 | ||
| Southern District FC | 🇧🇷 | 🇯🇵 | 🇯🇵 | 🇵🇰 | 🇷🇸🇧🇷🇧🇷🇦🇷🇦🇺🇵🇹 | |||
| R&F | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇨🇮 | 🇧🇫 | 🇨🇳 | 🇨🇬🇨🇳🇨🇳🇨🇳🇪🇨🇧🇷 | ||
| Hong Kong Pegasus FC | 🇪🇸🇪🇸🇦🇷🇦🇺🇦🇺🇯🇵🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇨🇲 | |||||||
| Tai Po FC | 🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇷🇸🇰🇷🇰🇷 | |||||||
| Yuen Long FC | 🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇹🇼 | |||||||
| Hong Kong Rangers Football Club | 🇦🇷🇦🇷🇨🇳🇧🇷🇧🇷🇵🇾 |
・地域別外国籍選手数
| 地域 | 国 |
|---|---|
| アジア(6) | 🇯🇵日本(2),🇰🇷韓国(1),🇨🇳中国(1),🇹🇼台湾(1),🇵🇰パキスタン(1) |
| アフリカ(2) | 🇨🇮コートジボワール(1),🇧🇫ブルキナファソ(1) |
| 北中米(0) | |
| 南米(13) | 🇧🇷ブラジル(12),🇦🇷アルゼンチン(1) |
| ヨーロッパ(5) | 🇪🇸スペイン(1),🇷🇸セルビア(1),🇫🇷フランス(1),🇺🇦ウクライナ(1),🇵🇹ポルトガル(1) |
※シーズン終了時に在籍していた選手一覧のため、退団した選手は含んでいません。
コロナの影響によりPegasus、Tai Po、Yuen Long、Rangersは、10節までプレーしその後リーグからの脱退を決断したため、全ての外国籍選手が退団しています。
日本国籍選手一覧
川瀬 浩太（カワセ コウタ）選手【DF】、1992年生まれ
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※川瀬選手のInstagramより
Southern District Recreation & Sports Assn Ltd所属。拓殖大学を卒業後、オーストラリア、フィリピン、マレーシアでプレーし、2018~2019年シーズンの後期からDreams FCに移籍し、2019~2020年シーズンはSouthern District Recreation & Sports Assn Ltdでプレーしました。
佐々木 周（ササキ シュウ）選手【FW/MF】、1991年生まれ
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※佐々木選手のInstagramより
Southern District Recreation & Sports Assn Ltd所属。関西大学を卒業後、オーストラリア、フィリピンでプレーし、2017~2018年シーズンの後期からRangers Football Clubに移籍し、2018~2019年シーズンからPegasus FC所属しました。2019〜2020年シーズン後期からSouthern District Recreation & Sports Assn Ltdに移籍しました。
中村 祐人（ナカムラ ユウト）選手【FW】、1987年生まれ
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※中村選手のInstagramより
Lee Man Football Club所属。青山学院大学卒業後、香港に渡りハーフシーズンプレー後、ポルトガルリーグで1シーズンプレーしました。その後香港リーグに復帰し、プレーし続けています。2018年10月には香港のパスポートを取得し、香港代表でもプレーしています。※香港国籍で登録されている日本国籍も持つ選手なため外国籍選手枠の編成でカウントしていません。
順位表
2019~2020年シーズンの香港1部リーグの最終順位は以下の通りです。
| 順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Kitchee SC（※①） | 10 | 6 | 2 | 2 | +15 | 20 | 2021年シーズンAFCチャンピオンズリーグの本戦への出場権 |
| 2 | Eastern Long Lions Football Team（※②） | 10 | 6 | 1 | 3 | +8 | 19 | 2021年シーズンAFCカップの本戦への出場権 |
| 3 | R&F（※③） | 10 | 5 | 3 | 2 | +6 | 18 | リーグ終了後、翌シーズンのリーグから脱退 |
| 4 | Lee Man FC（※④） | 10 | 5 | 1 | 4 | +2 | 16 | 2021年シーズンAFCカップの本戦への出場権 |
| 5 | Southern District FC | 10 | 2 | 4 | 4 | −6 | 10 | |
| 6 | Happy Valley Athletic Association Limited | 10 | 0 | 1 | 9 | −25 | 1 | |
| 7 | Hong Kong Pegasus FC（※⑤） | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2019~2020年シーズンのリーグから脱退 |
| 8 | Hong Kong Rangers Football Club（※⑤） | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| 9 | Tai Po FC（※⑥） | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2019~2020年シーズンの翌シーズンのリーグから脱退 2020~2021年シーズンの香港2部へ降格 |
| 10 | Yuen Long FC（※⑥） | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※各クラブ、ホーム&アウェイの全10試合。（コロナの影響により変則的）
※①：優勝したKitchee SCには、2021年シーズンAFCチャンピオンズリーグの本戦（グループステージ）への出場権が与えられます。
※②：第2位のEastern Long Lions Football Teamは、2019~2020年シーズンの国内カップ戦（2019~2020 Hong Kong FA Cup）で優勝したため、2021年シーズンAFCカップの本戦（グループステージ）への出場権が与えられます。
※③：第3位のR&Fは、シーズン終了後、翌シーズンからリーグから脱退しました。
※④：第4位のLee Man FCは、2021年シーズンAFCカップの本戦（グループステージ）への出場権が与えられます。
※⑤：Hong Kong Pegasus FCとHong Kong Rangers Football Clubは、2019~2020年シーズンのリーグから脱退しました。
※⑥：第9位のTai Po FCと10位のYuen Long FCは2019~2020年シーズンの翌シーズンのリーグから脱退後、2020シーズンの香港2部リーグに自動降格しました。
まとめ
今回は2019~2020年シーズンの香港1部リーグについて解説しました。
2012年から3シーズン日本のJリーグの横浜FCが運営権を持つクラブ（現在も香港2部リーグでクラブは存続している）があった影響もあり今まで30人以上の日本国籍選手がプレーしてきた香港リーグ。
このブログを読んで少しでも香港のサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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