こんにちは、ゆうたです。
近年、力をつけてきている東南アジアのサッカー。
日本ではタイ代表でコンサドーレ札幌所属のチャナティップ選手や横浜Fマリノス所属のティーラトン選手などタイ人選手の活躍もありタイリーグを知っている人はいると思います。
今回は、そのタイ1部リーグの2020~2021年シーズンについて解説していきます。
参加クラブ
※Thai League Official Facebook Pageより(開幕戦の対戦カード)
2020~2021年シーズンのタイ1部リーグはタイ全土から16クラブが参加しています。
- Bangkok United FC
- BG Pathum United FC🆕
- Buriram United FC
- Chiangrai United FC
- Chonburi FC
- Muangthong United FC
- Nakhon Ratchasima FC
- Police Tero FC🆕
- Port FC
- PT Prachuap FC
- Rayong FC🆕
- Ratchaburi Mitr Phol FC
- Samut Prakan City FC
- Sukhothai FC
- Suphanburi FC
- Trat FC
※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。
BG Pathum United FC、Police Tero FC、Rayong FCが2019年シーズンタイ2部リーグからの昇格クラブです。
外国籍選手枠
2020~2021年シーズンのタイ1部リーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)
出場枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)
2019年シーズンまでは、登録・出場枠共に7人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手3人)でしたが、2020~2021年シーズンから新たに東南アジア枠はフリー(外国籍選手枠としてカウントしない)になりました。
※Thai League Official Youtubeより
外国籍選手枠の編成
2020~2021年シーズン終了時のタイ1部リーグの各クラブの外国籍選手の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 1 | 2 | 3 | アジア | 東南アジア1 | 東南アジア2 | 東南アジア3 | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bangkok United FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇯🇵 | 🇵🇭 | 🇧🇷🇸🇻 | ||
Buriram United FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇦🇺 | 🇵🇭 | 🇲🇲 | 🇧🇷🇻🇪🇦🇷🇷🇸🇮🇱🇭🇷🇰🇷🇺🇿 | |
BG Pathum United FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇻🇪 | 🇯🇵 | 🇵🇭 | 🇸🇬 | 🇧🇷🇪🇸🇯🇵🇲🇾 | |
Chiangrai United FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇰🇷 | 🇧🇷🇰🇷 |
|||
Chonburi FC | 🇧🇷 | 🇳🇬 | 🇭🇷 | 🇧🇭 | 🇲🇾 | 🇧🇷🇧🇷🇲🇪🇯🇵🇵🇭 | ||
Muangthong United FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇺🇿 | 🇵🇭 | 🇻🇳 | ||
Nakhon Ratchasima FC | 🇧🇷 | 🇮🇱 | 🇨🇮 | 🇦🇺 | 🇵🇭 | 🇧🇷 | ||
Port FC | 🇨🇮 | 🇸🇻 | 🇪🇸 | 🇰🇷 | 🇵🇭 | 🇧🇷🇪🇸 | ||
PT Prachuap FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇲🇪 | 🇺🇿 | 🇵🇭 | 🇮🇩 | 🇧🇷🇳🇬🇰🇷🇸🇬🇱🇦 | |
Police Tero FC | 🇧🇷 | 🇬🇭 | 🇲🇪 | 🇰🇷 | 🇲🇾 | 🇧🇷🇨🇮🇫🇷🇲🇾 | ||
Ratchaburi Mitr Phol FC | 🇫🇷 | 🇫🇷 | 🇲🇶 | 🇰🇷 | 🇵🇭 | 🇵🇭 | 🇵🇭 | 🇨🇮🇵🇭🇵🇭🇰🇷 |
Rayong FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🏴 | 🇯🇵 | 🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇧🇷🇨🇮🇳🇱🇰🇷🇰🇷🇱🇦 |
|||
Samut Prakan City FC | 🇧🇷 | 🇪🇸 | 🇸🇮 | 🇯🇵 | 🇸🇬 | 🇸🇬 | 🇧🇷🇯🇵 | |
Sukhothai FC | 🇧🇷 | 🇲🇬 | 🇰🇷 | 🇰🇷 | 🇲🇲 | 🇲🇲 | 🇵🇭 | 🇧🇷🇲🇲 |
Suphanburi FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇰🇷 | 🇵🇭 | 🇵🇭 | 🇧🇷🇧🇷🇯🇵🇸🇬 | |
Trat FC | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇦🇫 | 🇵🇭 | 🇲🇲 | 🇳🇬🇰🇷🇸🇬🇸🇬🇲🇲 |
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(41) | 🇵🇭フィリピン(14),🇰🇷韓国(7),🇯🇵日本(4),🇲🇲ミャンマー(4),🇸🇬シンガポール(3),🇦🇺オーストラリア(2), 🇺🇿ウズベキスタン(2),🇲🇾マレーシア(2),🇧🇭バーレーン(1),🇮🇩インドネシア(1),🇦🇫アフガニスタン(1) |
アフリカ(5) | 🇳🇬ナイジェリア(1),🇨🇮コートジボワール(2),🇬🇭ガーナ(1),🇲🇬マダガスカル(1) |
北中米(1) | 🇸🇻エルサルバドル(1) |
南米(30) | 🇧🇷ブラジル(29),🇻🇪ベネズエラ(1) |
ヨーロッパ(11) | 🇪🇸スペイン(2),🇲🇪モンテネグロ(2),🇫🇷フランス(2),🇭🇷クロアチア(1),🇮🇱イスラエル(1),🏴イングランド(1), 🇸🇮スロベニア(1),🇲🇶マルティニーク(1) |
※退団した選手は含んでいません。
日本国籍選手一覧
細貝 萌(ホソガイ ハジメ)選手
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※細貝選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1986年6月10日生まれ
経歴:前橋育英高校 – 浦和レッズ – FC Augsburg(ドイツ) – Bayer Leverkusen(ドイツ) – FC Augsburg(ドイツ) – Hertha, Berliner SC(ドイツ) – Bursaspor(トルコ) – VfB Stuttgart(ドイツ) – 柏レイソル – Buriram United FC(タイ) – Bangkok United FC(タイ)
Bangkok United FC所属。高校卒業後、日本のJリーグの浦和レッズで活躍後、ドイツリーグとトルコリーグでプレーし、帰国し柏レイソルに加入しました。2019年シーズンからタイに移籍してきました。U-15~18,U-20~23日本代表経験あり。元日本代表。
丸岡 満(マルオカ ミツル)選手
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※丸岡選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1996年1月6日生まれ
経歴:セレッソ大阪U-18 – セレッソ大阪 – Borussia Dortmund(ドイツ) – Borussia DortmundⅡ(ドイツ)- セレッソ大阪 – V・ファーレン長崎 – セレッソ大阪 – レノファ山口 – セレッソ大阪 – BG Pathum United FC(タイ)
BG Pathum United FC所属。日本のJリーグのセレッソ大阪、Vファーレン長崎、レノファ山口、ドイツでプレーし、2020年にタイに移籍してきました。U-17,18日本代表経験あり。
大久保 剛志(オオクボ ゴウシ)選手
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※大久保選手のInstagramより
ポジション:FW
生年月日:1986年6月14日生まれ
経歴:ベガルタ仙台ユース – ベガルタ仙台 – ソニー仙台FC – ベガルタ仙台 – ソニー仙台FC – ベガルタ仙台 – ソニー仙台FC – ベガルタ仙台 – ソニー仙台FC – モンテディオ山形 – Bangkok Glass FC(タイ) – PTT Rayong FC(タイ) – 京都サンガFC – MOF Customs United FC(タイ) – Navy FC(タイ) – Rayong FC(タイ)
Rayong FC所属。ベガルタ仙台ユースでプレー後、日本のJリーグのベガルタ仙台、モンテディオ山形、JFLのソニー仙台でプレーし、2014年にタイリーグに移籍してきました。2018年には京都サンガでプレーしています。
小野 悠斗(オノ ユウト)選手
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※小野選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1991年9月28日生まれ
経歴:横浜Fマリノスユース – Club Necaxa(メキシコ) – Celaya FC(メキシコ) – CD Veracruz(メキシコ) – Atlético San Luis(メキシコ) – FC岐阜 – Samut Prakan City FC(タイ)
Samut Prakan City FC所属。高校生の時(横浜Fマリノスユース所属し退団)にメキシコに挑戦し、現地のユースクラブでプレー後、メキシコ、日本のJリーグのFC岐阜でプレーし、2020年にタイに移籍してきました。
※移籍した選手(退団した選手)
馬場 悠企(バンバ ユウキ)選手
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※馬場選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1986年8月2日生まれ
経歴:草津東高校 – 京都産業大学 – SAGAWA SHIGA FC – Suphanburi FC(タイ) – Bangkok FC(タイ) – Chonburi FC(タイ) – BBCU FC(タイ) – Thai Honda FC(タイ) – Nakhonpathom United FC(タイ) – Trat FC(タイ) – BG Pathum United FC(タイ) – Trat FC(タイ) – BG Pathum United FC(タイ) – Chiangmai FC(タイ)※後期から
BG Pathum United FC(前期)、Chiangmai FC(後期)所属。京都産業大学を卒業後、SAGAWA SHIGA FCでプレーし、2012年からタイリーグでプレーしています。
櫛田 一斗(クシダ カズト)選手
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※櫛田選手のInstagramより
ポジション:MF
生年月日:1987年1月20日生まれ
経歴:桂高校 – 京都産業大学 – 佐川印刷SC – Chonburi FC(タイ) – Phanthong FC(タイ) – Chonburi FC(タイ) – Chainat Hornbill FC(タイ) – Wollongong United FC(ーストラリア) – いわてグルージャ盛岡 – Chonburi FC(タイ)
Chonburi FC所属(前期のみ)。京都産業大学を卒業後、佐川印刷SCでプレーし2011年からタイでプレーしています。オーストラリアといわてグルージャ盛岡でもプレー経験があります。
坂井 達弥(サカイ タツヤ)選手
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※坂井選手のInstagramより
ポジション:DF
生年月日:1990年11月19日生まれ
経歴:東福岡高校 – 鹿屋体育大学 – サガン鳥栖 – 松本山雅FC – サガン鳥栖 – V・ファーレン長崎 – 大分トリニータ – モンテディオ山形 – Samut Prakan City FC(タイ) – Navy FC(タイ)※後期から
Samut Prakan City FC(前期)、Navy FC(後期)所属。鹿屋体育大学を卒業後、日本のJリーグのサガン鳥栖、松本山雅FC、V・ファーレン長崎、大分トリニータ、モンテディオ山形でプレーし、2020年からタイリーグでプレーしています。元日本代表。
苅部 隆太郎(カルべ リュウタロウ)選手
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※苅部選手のInstagramより
ポジション:MF/DF
生年月日:1992年12月19日生まれ
経歴:川崎フロンターレU-18 – 明治大学 – FC岐阜 – Perseru Serui(インドネシア) – Thanh Hoa FC(ベトナム) – Chainat Hornbill FC (タイ) – Kuala Lumpur FA(マレーシア) – Chainat Hornbill FC (タイ) – Suphanburi FC(タイ) – Saigon FC(ベトナム)
Suphanburi FC(前期のみ)、その後、ベトナムのSaigon FC所属。明治大学を卒業後、日本のJリーグのFC岐阜、インドネシアリーグ、ベトナムリーグ、タイリーグ、マレーシリーグでプレーしています。
順位表
2020~2021年シーズンのタイ1部リーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | BG Pathum United FC(※①) | 30 | 24 | 5 | 1 | +41 | 77 | 2022年シーズンAFCチャンピオンズリーグの本戦への出場権 |
2 | Buriram United FC(※②) | 30 | 20 | 3 | 7 | +37 | 63 | 2022年シーズンAFCチャンピオンズリーグの予選2回戦への出場権 |
3 | Port FC(※②) | 30 | 17 | 5 | 8 | +22 | 56 | |
4 | Chiangrai United FC(※①) | 30 | 16 | 6 | 8 | +16 | 54 | 2022年シーズンAFCチャンピオンズリーグの本戦への出場権 |
5 | Bangkok United FC | 30 | 15 | 6 | 9 | +18 | 51 | |
6 | Samut Prakan City FC | 30 | 14 | 5 | 11 | +7 | 47 | |
7 | Muangthong United FC | 30 | 14 | 5 | 11 | +9 | 47 | |
8 | Ratchaburi Mitr Phol FC | 30 | 13 | 7 | 10 | +7 | 46 | |
9 | Nakhon Ratchasima FC | 30 | 11 | 9 | 10 | −1 | 42 | |
10 | PT Prachuap FC | 30 | 10 | 7 | 13 | −12 | 37 | |
11 | Police Tero FC | 30 | 10 | 6 | 14 | −18 | 36 | |
12 | Chonburi FC | 30 | 9 | 5 | 16 | −17 | 32 | |
13 | Suphanburi FC | 30 | 9 | 3 | 18 | −14 | 30 | |
14 | Sukhothai FC(※③) | 30 | 8 | 4 | 18 | −17 | 28 | 2021年シーズンのタイ2部リーグに降格 |
15 | Trat FC(※③) | 30 | 4 | 5 | 21 | −33 | 17 | |
16 | Rayong FC(※③) | 30 | 4 | 3 | 23 | −45 | 15 |
※①:優勝したBG Pathum United FCと2020~2021年FAカップで優勝したChiangrai United FCには、2022年シーズンAFCチャンピオンズリーグの本戦(グループステージ)への出場権が与えられます。
※②第2位のBuriram United FCと第3位のPort FCは、2022年シーズンAFCチャンピオンズリーグの予選2回戦への出場権が与えられます。
※③:第14位のSukhothai FCと第15位のTrat FCと第16位のRayong FCは2021年シーズンのタイ2部リーグに自動降格しました。
まとめ
今回は2020~2021年シーズンのタイ1部リーグについて解説しました。
2010年代から急激に挑戦する日本国籍選手が増えたタイリーグですが、近年1部リーグでプレーする選手は減少傾向にあります。
それでもタイリーグでの日本国籍選手の需要は高く、2部リーグ以下(3部含む)では多くプレーしています。そんなタイリーグから今後も活躍する選手が増えてくると個人的には思っています。
このブログを読んで少しでもタイのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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