【マレーシアサッカー】マレーシアカップとは

こんにちは、ゆうたです。

日本のサッカーでもJリーグと呼ばれるリーグ戦の他に天皇杯Jリーグカップ(ルヴァンカップ)があるようにマレーシアのサッカーにもマレーシアリーグの他にマレーシアFAカップ(Piala FA)マレーシアカップ(Piala Malaysia)があります。

マレーシアFAカップ(Piala FA)は日本の天皇杯のような大会で、マレーシアスーパーリーグ(1部)、マレーシアプレミアリーグ(2部)、M3リーグ(3部)、M4リーグ(4部)に参加している全てのクラブに参加権があります。

今回は、もう1つのカップ戦のマレーシアカップ(Piala Malaysia)について解説していきます。

歴史

マレーシアカップは、日本の天皇杯と並び現在も続いているアジアで一番歴史の長い公式戦の大会となっています。

1921年に設立され、1967年まではマラヤカップとして開催されていました。1967年に現在のマレーシアカップ(Piala Malaysia)に変更になりました。

以前は、マレーシアの各州のチームや警察や軍隊が母体のチームに加え、シンガポールとブルネイからのチームも参加していましたが、現在はマレーシアリーグに参加するマレーシアのクラブチームのみが参加でき、マレーシアスーパーリーグ(1部)とマレーシアプレミアリーグ(2部)の最終結果で参加クラブが決定する形式になっています。

リーグ戦の結果次第で参加クラブが決定するため、マレーシアカップはリーグ戦終了後に開催されています。
※例年だとマレーシアリーグは7月末〜8月に終了します。

最多優勝はSelangor Football Club(前Selangor FA)の33回となっています。

歴史のある大会ということもあり、マレーシアではこの大会に参加すること自体にも大きな意義があり、権威ある大会とされています。

マレーシアのサッカーについて

参加資格

2020年現在は、以下の16クラブに参加資格が与えられます。

マレーシアスーパーリーグ(1部)の1~11位のクラブ

マレーシアプレミアリーグ(2部)の上位5クラブ(セカンドチームを除く)

※両リーグとも12クラブずつで開催されています。2013~2015年シーズンはマレーシアスーパーリーグ(1部)の上位10クラブとマレーシアプレミアリーグ(2部)の上位4クラブに加え、マレーシアスーパーリーグ(1部)の11・12位とマレーシアプレミアリーグ(2部)の5・6位のクラブでプレーオフを行い勝利した2クラブの計16クラブで開催されていました。

マレーシアリーグは、マレーシアスーパーリーグ(1部)に所属する4クラブがマレーシアプレミアリーグ(2部)にセカンドチームを保有しており、その4クラブのセカンドチームは上位5クラブに入っても参加する資格がないため、4クラブを除いた上位5クラブに参加資格が与えられます。
※2014~2016年シーズンはセカンドチームも参加可能でしたが2017年シーズン以降変更になりました。

ちなみにマレーシアカップに参加できない残りの8クラブは、2018年シーズンから始まったマレーシアチャレンジカップに参加します。
※2020年シーズンのコロナは影響もあり、マレーシアチャレンジカップは中止になりました。

大会形式


※Malaysia Football League Official Youtubeより(2019年シーズンマレーシアカップの決勝戦)

例年通りなら、16クラブが4クラブずつの4グループに分かれ、ホーム&アウェーのグループリーグ(リーグ戦)をし、各上位2クラブの8クラブが決勝トーナメントに進出します。

決勝トーナメントでは、準々決勝と準決勝はホーム&アウェーの合計スコアで勝敗を決定します。

決勝戦は一発勝負で開催され、毎年スタジアムには8万人越えの観客が入り、盛り上がりを見せています。

2020年シーズンはコロナの影響もあり、グループリーグではなく16クラブによる一発勝負のトーナメント方式に変更になっています。

2020年シーズン参加クラブ一覧

※新型コロナウイルスの影響で1回戦終了後に中止が決定しました。

2020年シーズンマレーシアスーパーリーグ(1部)より

2020年シーズンマレーシアプレミアリーグ(2部)より


※Malaysia Football League Official Youtubeより(2020年シーズンマレーシアカップのラウンド16のハイライト、JOHOR DARUL TA’ZIM 1-0 KUCHING FA R16 | MFL HIGHLIGHTS 2020)

日本国籍選手一覧

2020年シーズンのマレーシアカップに出場する日本国籍選手一覧です。

恵 龍太郎(メグミ リュウタロウ)選手【FW/MF】、1993年生まれ

 

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※恵選手のInstagramより

FELDA United F.C.所属。2017年シーズンから2019年シーズンまでシンガポールリーグでプレーし、2020年シーズンからFELDA United F.C.でプレーしています。

渡邉 将基(ワタナベ マサキ)選手【DF】、1986年生まれ

 

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※渡邊選手のInstagramより

Kelantan FA所属。2018年シーズンはJ2リーグの横浜FCでプレーしており、2019年シーズンはマレーシアプレミアリーグのPerlis FAに完全移籍したもののクラブが財政上の問題で開幕後3試合でリーグから脱退しフリーに。その後すぐ、FELDA United F.C.と契約し、1シーズンプレーしました。2020年シーズンからKelantan FAに移籍しました。日本のJリーグの5クラブ(サガン鳥栖、横浜FC、ギラヴァンツ北九州、ヴァンフォーレ甲府、FC岐阜)でのプレー経験があります。

谷川 由来(タニガワ ユウキ)選手【MF/DF】、1997年生まれ

 

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※谷川選手のInstagramより

Kuching FA所属。京都産業大学を卒業後、2020年シーズンからKuching FAに所属しています。

鈴木 雄太(スズキ ユウタ)【MF】、1990年生まれ

 

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ぼくです。笑

詳しくは、プロフィールをみてください。笑

プロフィール

まとめ

今回はマレーシアカップについて解説しました。

個人的には日本人にとって東南アジアの中でもあまり情報が少ないと感じるマレーシアのサッカーですが、日本のJリーグ開幕前はサッカー日本代表にとってマレーシア代表は強敵だった時代があります。

天野杯と並び歴史のある大会のマレーシアカップ。2020年シーズンは4人の日本国籍選手もプレーします。

このブログを通じて少しでもマレーシアのサッカーに興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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