こんにちは、ゆうたです。
近年、力をつけてきている東南アジアのサッカー。日本ではタイ代表でコンサドーレ札幌所属のチャナティップ選手や横浜Fマリノス所属のティーラトン選手などタイ人選手の活躍もありタイリーグを知っている人はいると思います。
実は、J2のファジアーノ岡山(2021年シーズンはJ3のアスルクラロ沼津に期限付き移籍)にマレーシア出身の現U−23マレーシア代表の長身ストライカーのファディ選手が所属しています。
また2021年シーズンから、Jリーグはもちろん日本代表でも活躍した本山雅志選手がマレーシアプレミアリーグ(2部)所属のKelantan United FCへの加入が発表となり、日本でもマレーシアリーグの注目が集まっています。
今回は、そんなマレーシアスーパーリーグの2021年シーズンについて解説していきます。
元日本代表の本山選手が同じリーグのマレーシアプレミアリーグ(2部)のクラブに移籍!
2021年シーズンのマレーシアプレミアリーグについて書きました!
※現時点での情報です。
【マレーシア2部リーグ】2021年シーズンマレーシアプレミアリーグ https://t.co/q1Finvoqfr https://t.co/ToebcrWb4b— 鈴木 雄太🇲🇾Yuta Suzuki⚽️ (@yutarn20) December 30, 2020
参加クラブ
※Malaysia Football league official Facebook pageより
2021年シーズンのマレーシアスーパーリーグは全国リーグとなっており、マレーシア全土から以下の12クラブが参加しています。
- Johor Darul Ta’zim FC
- Kedah Darul Aman FC(旧Kedah FA)
- Kuala Lumpur City FC(旧Kuala Lumpur FA)🆕
- Melaka United FC
- Penang FC(旧FA Penang)🆕
- Perak FC(旧Perak FA)
- Petaling Jaya City FC
- Sabah FC(旧Sabah FA)
- Selangor FC(旧Selangor FA)
- Sri Pahang FC(旧Pahang FA)
- Terengganu FC
- UiTM FC
Penang FC、Kuala Lumpur United FCが2020年シーズンのマレーシアプレミアリーグ(2部)からの昇格クラブになります。
2021年シーズンからの民営化に伴い、クラブ名(クラブロゴも)が新しくなったクラブが多くあります。
外国籍選手枠
2021年シーズンのマレーシアスーパーリーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。
登録枠5人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手1人)
出場枠5人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人+東南アジア枠の選手1人)
2017年シーズンまでは、登録・出場枠共に4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)でしたが、2018年シーズンから新たに東南アジア枠が増設されています。
※Malaysian Football League Official Youtubeより(最終節のハイライト、Johor Darul Ta’zim FCvsKuala Lumpur City FC)
外国籍選手枠の編成
2021年シーズンのマレーシアスーパーリーグの各クラブの外国籍選手の編成です。
※あくまで個人的に集めた情報での数字です。
クラブ | 前期/後期 | 1 | 2 | 3 | アジア | 東南アジア | 退団した選手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Johor Darul Ta’zim FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇦🇷 | 🇮🇶(🇦🇷) | 🇸🇬 | 🇦🇷 |
後期 | 🇮🇩 | ||||||
Kedah Darul Aman FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇨🇮 | 🇱🇷 | 🇱🇧 | 🇸🇬 | |
後期 | |||||||
Kuala Lumpur City FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇨🇴 | 🇲🇷 | 🇦🇺(🇮🇹) | 🇵🇭(🇩🇰) | |
後期 | 🇳🇬(🇺🇸) | ||||||
Melaka United FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇭🇹 | 🇲🇪 | 🇰🇷 | 🇵🇭(🇩🇪) | |
後期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | |||||
Penang FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | 🇹🇯 | 🇮🇩 | |
後期 | |||||||
Perak FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇧🇷 | – | – | 🇸🇬 | |
後期 | 🏴 | 🇦🇷 | 🇬🇭 | 🇱🇧 | 🇮🇩 | ||
Petaling Jaya City FC | 前期 | – | – | – | – | – | – |
後期 | |||||||
Sabah FC | 前期 | 🇬🇦 | 🇱🇷 | 🇲🇰 | 🇰🇷 | 🇮🇩 | 🇹🇭(🇩🇪) |
後期 | 🇭🇷 | ||||||
Selangor FC | 前期 | 🇩🇪 | 🇩🇪 | 🇨🇭 | 🇧🇭(🇳🇬) | 🇸🇬 | |
後期 | |||||||
Sri Pahang FC | 前期 | 🇫🇷 | 🏴 | 🇺🇦 | 🇱🇧(🇫🇷) | 🇹🇱(🇧🇷) | 🇦🇷 |
後期 | 🇬🇭 | 🇦🇷 | 🇦🇺(🇸🇸) | 🇲🇲 | |||
Terengganu FC | 前期 | 🇧🇷 | 🇳🇦 | 🇲🇱 | 🇦🇺(🏴) | 🇵🇭(🇪🇸) | |
後期 | 🏴 | 🇧🇭(🇳🇬) | |||||
UiTM FC | 前期 | 🇫🇷 | 🇬🇭 | 🇭🇷 | 🇱🇧 | 🇵🇭(🏴) | |
後期 | 🇫🇷 | 🇧🇷 | 🇰🇷 | 🇹🇭(🇩🇪) | 🇹🇱 |
※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
・地域別外国籍選手数
地域 | 国 |
---|---|
アジア(22) | 🇱🇧レバノン(4),🇮🇩インドネシア(4),🇵🇭フィリピン(3),🇰🇷韓国(3), 🇦🇺オーストラリア(2),🇸🇬シンガポール(2),🇧🇭バーレーン(2),🇮🇶イラク(1), 🇹🇯タジキスタン(1),🇲🇲ミャンマー(1),🇹🇭タイ(1) |
アフリカ(9) | 🇨🇮コートジボワール(2),🇬🇭ガーナ(2),🇲🇱マリ(1),🇱🇷リベリア(1),🇳🇬ナイジェリア(1), 🇬🇦ガボン(1),🇲🇰マケドニア(1) |
北中米(1) | 🇭🇹ハイチ(1) |
南米(15) | 🇧🇷ブラジル(11),🇦🇷アルゼンチン(3),🇨🇴コロンビア(1) |
ヨーロッパ(9) | 🇫🇷フランス(3),🇩🇪ドイツ(2),🏴イングランド(2),🇭🇷クロアチア(1),🇨🇭スイス(1) |
日本国籍選手一覧
2021年シーズは、日本国籍選手は在籍していません。
順位表
2021年シーズンのマレーシアスーパーリーグの最終順位は以下の通りです。
順位 | クラブ | 試合 | 勝ち | 引分 | 負け | 得失 | 勝点 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Johor Darul Ta’zim FC(※①) | 22 | 18 | 3 | 1 | +41 | 57 | 2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの本戦への出場権 |
2 | Kedah Darul Aman FC(※②) | 22 | 13 | 4 | 5 | +16 | 43 | 2022年シーズンAFCカップの本戦への出場権 |
3 | Penang FC | 22 | 12 | 5 | 5 | +7 | 41 | |
4 | Terengganu FC | 22 | 11 | 5 | 6 | +13 | 38 | |
5 | Selangor FC | 22 | 10 | 6 | 6 | +15 | 36 | |
6 | Kuala Lumpur City FC(※②) | 22 | 8 | 9 | 5 | +7 | 33 | 2022年シーズンAFCカップの本戦への出場権 |
7 | Petaling Jaya City FC | 22 | 6 | 6 | 10 | −12 | 24 | |
8 | Melaka United FC | 22 | 5 | 9 | 8 | −6 | 21(*) | |
9 | Sabah FC | 22 | 4 | 7 | 11 | −17 | 19 | |
10 | Sri Pahang FC | 22 | 4 | 6 | 12 | −14 | 18 | |
11 | Perak FC(※③) | 22 | 4 | 4 | 14 | −25 | 16 | 2022年シーズンのマレーシアプレミアリーグに降格 |
12 | UiTM FC(※③) | 22 | 3 | 4 | 15 | −25 | 13 |
※各クラブ、ホーム&アウェイの全22試合。
※給料未払い問題によりMelaka United FCは勝点3の減点となっています。
※①:優勝したJohor Darul Ta’zim FCには、2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ (2022 AFC Champions League)の本戦(グループステージ)からの出場権が与えられています。
※②:第2位のKedah Darul Aman FCと国内カップ戦(2021 Malaysia Cup)で優勝した第6位のKuala Lumpur City FCには、2022年シーズンAFCカップの本戦(グループステージ)への出場権が与えられています。
※③:11位のPerak FCと12位のUiTM FCは、2022年シーズンのマレーシアプレミアリーグ(2部)に自動降格しました。
第12位のUiTM FC以外の11クラブはマレーシアカップに出場します。
まとめ
今回は2021年シーズンのマレーシアスーパーリーグについて解説しました。
2014年シーズンから7連覇を達成したJohor Darul Ta’zim F.C.。2021年シーズンは連覇を止めることができるクラブが出てくるのか、これから楽しみです。
このブログを読んで少しでもマレーシアのサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。
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