【マレーシア2部リーグ】2022年シーズンマレーシアプレミアリーグ

こんにちは、ゆうたです。

2003年シーズンまでのマレーシアリーグの1部と2部リーグは、Liga Perdana1(1部)とLiga Perdana2(2部)といリーグ名で開催されていましが、2004年シーズン以降は、現在と同じ形のマレーシアスーパーリーグ(1部)とマレーシアプレミアリーグ(2部)で開催されています。
※Liga Perdanaはマレー語でPremier League(プレミアリーグ)の意味

ぼく自身以前までマレーシプレミアリーグのことは、名前を聞くとイングランドプレミアリーグのイメージから1部リーグだと勘違いしていました。笑 ですが、現在はマレーシアの1部リーグではなく2部リーグという位置付けになっています。

また2021年シーズンからJリーグはもちろん日本代表でも活躍した本山雅志選手がマレーシアプレミアリーグ(2部)所属のKelantan United FCへの加入が発表となり、日本でもマレーシアリーグの注目が集まっています。

今回は、そのマレーシアプレミアリーグの2022年シーズンについて解説していきます。

参加クラブ


※Malaysia Football league official Facebook pageより(参加クラブ一覧、右側10クラブ)

2022年シーズンのマレーシプレミアリーグはマレーシア全土から以下の10クラブが参加しています。

※クラブ名のリンクから各クラブの公式Facebookページに飛ぶことができます。

Perak FCUiTM FCが2021年シーズンのマレーシアスーパーリーグからの降格クラブです。
※2021年シーズンのマレーシア2部リーグは降格クラブは原則ない予定でしたが、Perak FCが降格してきたため、Perak FC Ⅱは自動降格の対象となりその後チームの解散を発表しました。(同リーグに同じクラブが参加できない決まりのため)
SKUAD PROJEK FAM-MSNは、マレーシアサッカー協会FAMと国家スポーツ評議会MSNが運営する国営サッカーアカデミーの出身者で構成されるチームで、20歳以下のマレーシア国籍選手のみで構成されています。

Johor Darul Ta’zim FCⅡTerengganu FC IISelangor FC 2の3クラブはマレーシアスーパリーグに所属する、Johor Darul Ta’zim FCTerengganu FCSelangor FCのセカンドチームになり、順位次第で下部リーグへの降格はあっても、トップチームが所属する上位リーグ(この3クラブの場合はマレーシアスーパーリーグ)への昇格はできません。

【マレーシア1部リーグ】2021年シーズンマレーシアスーパーリーグ

【マレーシア2部リーグ】2021年シーズンマレーシアプレミアリーグ

外国籍選手枠

2022年シーズンのマレーシプレミアリーグの外国籍選手枠は、以下の通りです。

登録枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人) 
出場枠4人(一般外国籍の選手3人+アジア枠の選手1人)

マレーシアプレミアリーグは、マレーシアスーパーリーグと違い東南アジア出身選手の枠はありません。


※Malaysian Football League Official Youtubeより(最終節のハイライト、Perak FCvsKuching City FC

外国籍選手枠の構成

2022年シーズンのマレーシプレミアリーグの各クラブの外国籍選手の編成です。

※あくまで個人的に集めた情報での数字です。

クラブ 前期/後期 1 2 3 アジア 退団した選手
Johor Darul Ta’zim FCⅡ 前期 🇧🇷 🇪🇸(🇲🇱) 🇪🇸 🇵🇭(🇪🇸) 🇵🇭(🇪🇸)
後期 🇬🇦      
Kelantan FC 前期 🇧🇷 🇭🇹 🇱🇧 🇮🇩  
後期     🇧🇷 🇯🇵  
Kelantan United FC 前期 🇳🇬 🇬🇭 🇯🇵 🇯🇵  
後期          
Kuching City FC 前期 🇧🇷 🇬🇾 🇱🇷 🇯🇵  
後期   🇧🇷      
Perak FC 前期  
後期 🇳🇬 🇦🇷 🇭🇷    
PDRM FC 前期 🇬🇭 🇸🇰 🇰🇬 🇰🇬  
後期       🇯🇴  
Selangor FC 2 前期 🇬🇭 🇬🇭 🇬🇭 🇲🇲 🇬🇭
後期 🇬🇭    
Terengganu FC II 前期 🇲🇪 🇬🇭 🇳🇦 🇵🇭(🇩🇪)  
後期        
UiTM FC
前期 –   
後期 🇬🇭        
※退団した選手は怪我やパフォーマンス不足などの理由により途中で退団した選手です。
※後期の空白は前期からプレーした選手が1シーズン通してプレー。

・地域別外国籍選手数

地域
アジア(9) 🇯🇵日本(4),🇰🇬キルギス(2),🇵🇭フィリピン(2),🇲🇲ミャンマー(1)
アフリカ(10) 🇬🇭ガーナ(5),🇳🇬ナイジェリア(2),🇱🇷リベリア(1),🇳🇦ナミビア(1),🇬🇦ガボン(1)
北中米(1) 🇭🇹ハイチ(1)
南米(5) 🇧🇷ブラジル(4),🇦🇷アルゼンチン(1)
ヨーロッパ(4) 🇪🇸スペイン(1),🇲🇪モンテネグロ(1),🇸🇮スロベニア(1),🇭🇷クロアチア(1)

日本国籍選手一覧

本山 雅志(モトヤマ マサシ)選手

ポジション:MF
生年月日:1979年6月20日生まれ
経歴:東福岡高 – 鹿島アントラーズ – ギラヴァンツ北九州 – Kelantan United FC(マレーシア)
Kelantan United FC所属。元日本代表でJリーグの鹿島、北九州でプレー経験があります。2021年からマレーシアでプレーしています。

深井 脩平(フカイ シュウヘイ)選手

 
 
 
 
 
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ポジション:DF
生年月日:1993年7月20日生まれ
経歴:大宮アルディージャユース – 北陸大学 – ブラウブリッツ秋田 – いわてグルージャ盛岡 – ヴァンラーレ八戸 – いわてグルージャ盛岡 – Kelantan United FC(マレーシア)
Kelantan United FC所属。北陸大学を卒業後、日本のJリーグのブラウブリッツ秋田、いわてグルージャ盛岡、ヴァンラーレ八戸でプレーし、2021年からマレーシアでプレーしています。

谷川 由来(タニガワ ユウキ)選手

 
 
 
 
 
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ポジション:MF/DF
生年月日:1997年4月21日生まれ
経歴:守山北高 – 京都産業大 – Kuching FA(マレーシア) – Kelantan United FC(マレーシア) – Kuching City FC(マレーシア)
Kuching City FC所属。京都産業大学を卒業後、2020年シーズンにKuching FAでプレーし、2021年シーズンからKelamtan United FCに移籍し、2022年に前所属のKuching City FC(旧Kuching FA)に帰ってきました。

原 健太(ハラ ケンタ)選手

 
 
 
 
 
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ポジション:FW
生年月日:1996年5月26日生まれ
経歴:1.FC Monheim(ドイツ) – SC Kapellen-Erft(ドイツ) – Port Kembla FC(オーストラリア) – FK Alfa Modriča(ボスニアヘルツェゴビナ) – Kelanatan FC(マレーシア)
Kelanatan FC(後期)所属。

順位表

2022年シーズンのマレーシアプレミアリーグの最終順位は以下の通りです。

順位 クラブ 試合 勝ち 引分 負け 得失 勝点 備考欄
1 Johor Darul Ta’zim FCⅡ(※④)  18 13 3 2 +25 42 2023年シーズンのプレミアリーグが開催されないため2023年MFLカップに出場
2 Kelantan FC(※①②)  18 11 4 3 +13 37 2023年シーズンのマレーシアスーパーリーグに昇格
2022年シーズンのマレーシアカップの出場権
3 Kuching City FC(※①②) 18 10 4 4 +10 34
4 Terengganu FC II(※④) 18 10 3 5 +11 33 2023年シーズンのプレミアリーグが開催されないため2023年MFLカップに出場
5 Kelantan United FC(※①②)  18 6 7 5 +4 25 2023年シーズンのマレーシアスーパーリーグに昇格
2022年シーズンのマレーシアカップの出場権
6 PDRM FC(※①②)  18 6 3 9 −8 21
7 UiTM FC(※②③)  18 6 2 10 −7 20 2022年シーズンのマレーシアカップの出場権
リーグからの脱退を発表
8 Selangor FC 2(※④) 18 4 4 10 −11 16 2023年シーズンのプレミアリーグが開催されないため2023年MFLカップに出場
9 Perak FC(※①) 18 5 2 11 -14 8 2023年シーズンのマレーシアスーパーリーグに昇格
10 SKUAD PROJEK FAM-MSN(※④) 18 2 2 14 −23 8 2023年シーズンのプレミアリーグが開催されないため2023年MFLカップに出場
※各クラブ、ホーム&アウェイの全18試合。

※同じリーグに同じクラブがプレーできない決まりのため、セカンドチーム(マレーシアスーパーリーグにトップチームをもつJohor Darul Ta’zim F.C.ⅡTerengganu FC IISelangor II)とSKUAD PROJEK FAM-MSNは昇格できません。

※①:2023年シーズンよりマレーシアリーグの大きな変革により、スーパーリーグのクラブ数を増やすためにライセンスのあるクラブ全てが順位に関係なく自動昇格しました。

※②:セカンドチーム(Johor Darul Ta’zim F.C.ⅡTerengganu FC II、Selangor IIPerak FA Ⅱ)とSKUAD PROJEK FAM-MSNを除く、上位5クラブ(Kelantan FCKuching City FCKelantan United FCPDRM FCUitm FC)がリーグ戦終了後に開催された2022年シーズンのマレーシアカップに出場しました。

※③:第7位のUitm FCは、リーグからの脱退を発表しました。

※④:2023年シーズンよりマレーシアリーグの大きな変革により、プレミアリーグが一時中止になるための2023年MFLカップに出場します。

まとめ

今回は2022年シーズンのマレーシアプレミアリーグについて解説してきました。

マレーシアプレミアリーグは、セカンドチームが参戦していたり結果次第で参加できるカップ戦(マレーシアカップとチャレンジカップ)が違ったりとかなり特殊なリーグだと個人的には思っています。

このブログを読んで少しでもマレーシアサッカーに興味を持っていただけると嬉しいです。

マレーシアのサッカーについて

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